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ACLでの逆転負けに韓国人記者が漏らした意外な本音「もっと大差をつけられると思っていた」

カテゴリ:Jリーグ

ピッチコミュニケーションズ

2018年10月05日

現地取材したソ・ジェウォン記者は鈴木に注目

ソ・ジェウォン記者は、「競り合いも強かったし、相手のスキを突く動きに水原の守備は翻弄されていました」と鈴木を評価した。写真:徳原隆元

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 しかし、試合は水原が試合開始早々に2点をリードし、鹿島が追う展開に。結果は後半アディショナルタイムに内田篤人が逆転ゴールを決め鹿島が勝利したが、両チームの印象は対照的だったとソ・ジェウォン記者は言う。
 
「結果的には鹿島が勝ちましたが、試合を観た限り、鹿島には最近の戦績からイメージしていたほどの恐さは感じませんでした。一方で、今日は水原のパフォーマンスがかなりよかった。リーグ戦の時の100倍よかったといってもいいぐらいでしたね。2年ぶりに使った4-1-4-1のフォーメーションもハマっていました」
 
 ただ、鹿島の攻撃は効果的だったとソ・ジェウォン記者は話す。
 
「水原は守備のスピードが遅く、Kリーグでもよく裏を狙われるのですが、鹿島もその弱点をうまく突いていたと思います。特に、スズキユウマでしたか? 9番の選手が印象的でしたね。ACLのグループステージで対戦した時はカナザキムウ(現・鳥栖)に注目していたので、スズキのことはあまり知らなかったのですが、競り合いも強かったし、相手のスキを突く動きに水原の守備は翻弄されていました」
 
 鹿島の攻撃に水原の守備が振り回されていたと語ったソ・ジェウォン記者。それだけに気になるのは、10月24日に水原ワールドカップ競技場で行なわれるセカンドレグの行方だが、同記者は、水原はフィジカルを前面に押し出していくと予想する。
 
「Jリーグのチームは、ハードなチェックやコンタクトを受けることに慣れていないので、水原は今日の試合でも、その点を意識して強く当たりにいっていました。セカンドレグでは、さらにハードにぶつかっていくと思います。水原はそこで鹿島を圧倒したいところですが、いずれにしても、ファーストレグで2点をリードしながら逆転されてしまったことを見る限り、セカンドレグも厳しい戦いになることは間違いないでしょう」
 
 ホームで劇的な逆転勝利を収めた鹿島。現地で取材した韓国記者もその実力を認め警戒するが、アウェーでのセカンドレグではどのような戦いを見せるか注目だ。
 
取材・文●李仁守(ピッチコミュニケーションズ)

参照元:『スポーツ・ソウル』
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