「お金のためにプレーしていない」と力説する理由
自身の掲げる大願を叶えるうえでも、CLでの飛躍は重要だが、レッドスターがグループステージで同居したのは、パリ・サンジェルマン、リバプール、ナポリと、いずれも欧州屈指の強豪クラブだ。
しかし、デゲネクを中心とするレッドスターはやる気を漲らせている。実際、ナポリと対戦したグループ初戦は、圧倒的に支配されながらも、相手をゼロに抑え込む好ゲーム(0-0)を演じた。
しかし、デゲネクを中心とするレッドスターはやる気を漲らせている。実際、ナポリと対戦したグループ初戦は、圧倒的に支配されながらも、相手をゼロに抑え込む好ゲーム(0-0)を演じた。
今後もパリSG(第2節)、リバプール(第3節)と、決勝トーナメント進出へは一瞬も気が抜けない試合が続くが、デゲネクは「僕らはハートを持ってプレーする」と、全力を尽くすことを誓っている。
「ナポリ、パリSG、リバプールの財政力を見れば、欧州でも勝てるだけの力を持っていることが分かるね。でも、僕らはそうじゃない。ナポリには6000万ユーロ(約78億6000万円)の価値がある選手がいるけど、僕らは全員で4400万ユーロ(約57億6400万円)だ。
でも、それは問題じゃないんだ。僕らの歴史、クラブやファンが成し遂げてきたものは、信じられないほどのものさ。だから、僕たちはハートを持ってプレーしている。お金のためにプレーしていないんだ。この瞬間にレッドスターの一員になれて嬉しい」
はたして、デゲネクとレッドスターは強豪ひしめくCLで、祖国の人々へ喜びを届けられるのか? 彼らの躍進に期待したい。