「日本人のスタイルを前提にチームを作っていけるのは非常に大きいこと」
ファン・マヌエル・リージョ氏に求められているのは、神戸が推し進めるバルセロナのようなポゼッションサッカーの加速化に他ならない。堅守速攻から新たなスタイルに変更して吉田監督のもとで戦ってきた今季、ここまでの成績は10勝6分け10敗の8位。ポドルスキとイニエスタという世界的なタレントを抱えながらも、現在はリーグ3連敗中と厳しい状況に陥っていた。絶対目標に掲げる来季のACL出場権獲得が遠のきつつあったなかで、指揮を託されたのがリージョ氏であり、本人もポゼッションスタイルの浸透へ自信を示した。
「日本のサッカーに興味を持っていたし、日本の代表チームを見ることが多かった。日本の選手は技術の高いスタイルによって試合をしている。ゲームが始まる時、そしてゲームが終わる時、常にボールを足もとに置いておきたいと考える監督にとって、日本人のスタイルを前提にチームを作っていけるのは非常に大きなこと。そういったプレーのモデルが存在し、かつ神戸にはクオリティの高い選手たちがいる。その前提があったから、迷うことなく今回のオファーを受けた」
リージョ氏とともに、イニーゴ・ドミンゲス・ドゥランヘッドコーチ(39)、ホルヘ・ムニョス・ディアスアシスタントコーチ(42)の就任も発表。就労ビザの手続きが完了次第、指揮を執ることになり、それまでは暫定体制として林健太郎アシスタントコーチ(46)が昇格する形で監督を務める。
リージョ氏とともに、イニーゴ・ドミンゲス・ドゥランヘッドコーチ(39)、ホルヘ・ムニョス・ディアスアシスタントコーチ(42)の就任も発表。就労ビザの手続きが完了次第、指揮を執ることになり、それまでは暫定体制として林健太郎アシスタントコーチ(46)が昇格する形で監督を務める。