栄えある1位となったクラブのロゴは?
そのほかにも、さまざまな理由で世界中のクラブがランクインしているが、アジアのクラブもそこに含まれている。中国スーパーリーグの広州恒大だ。
赤を基調にした印象深い広州恒大のエンブレムは、ランキングの6位に入り、「パワーポイントを使うことを恐れないマネジャーが、就職面接の際に開発した劇的なデザインだ」という評価を受けた。
赤を基調にした印象深い広州恒大のエンブレムは、ランキングの6位に入り、「パワーポイントを使うことを恐れないマネジャーが、就職面接の際に開発した劇的なデザインだ」という評価を受けた。
そして、厳選された同ランキングで栄えある1位に輝いたのは、オランダのアヤックスだ。
過去に4度の欧州制覇、2度の世界制覇、国内リーグ33回の優勝を誇るオランダの超名門は、ギリシャ神話の「トロヤの戦い」に登場する将軍アイアス(Aias)がクラブ名の由来であり、その戦士を前面に押し出したエンブレムとなっている。
『Four Four Two』はこの長く親しまれてきたエンブレムを、他クラブとの違いを引き合いに出しながら褒めちぎった。
「この記事で紹介したものも含め、世界には“ダサい”ものも少なくないだろう。あまりに多くのデザインやPR要素を取り入れすぎて、何を示したいのか分からず、カオスを招いているものが溢れかえっている。それは実に間抜けなことだ。
しかしアヤックスのエンブレムは、それらとは一線を画している。1928年にギリシャ神話のヒーローをシンボルにして以来、60年以上もの間、わずかな微調整のみで、ほぼ同じシンプルなデザインを採用している。その結果、選手やファンはクラブに誇りを持ち続け、愛し続けているのだ」
なお、同誌のランキングは、次頁の通りである。