海外組は不在も「誰かがいないだけで勝てないチームにしたくない」と指揮官
海外組では熊谷だけでなく、川澄奈穂美、宇津木瑠美(シアトル)、猶本光(フライブルク)、国内組でも阪口夢穂(日テレ・ベレーザ)、横山久美(AC長野パルセイロレディース)など、これまで中核を担ってきた選手を欠きながら、ここまで4連勝。「誰かがいないだけで勝てないチームにはしたくない」と口にする高倉麻子監督のチームコンセプトそのままに、優勝まであと一歩と迫っている。
来年のフランス女子ワールドカップ、そして東京オリンピックへ向けて、ラージグループ内の競争は激化の一途を辿る。来夏のフランス女子ワールドカップは23名しか参加できない。2020年の東京オリンピックではさらにその枠が狭まる。今、試合に出場している選手たちも、それが最後のチャンスでないという保証はない。
来年のフランス女子ワールドカップ、そして東京オリンピックへ向けて、ラージグループ内の競争は激化の一途を辿る。来夏のフランス女子ワールドカップは23名しか参加できない。2020年の東京オリンピックではさらにその枠が狭まる。今、試合に出場している選手たちも、それが最後のチャンスでないという保証はない。
これまで競い合ってきたライバル、さらに、フランスの地で世界の頂点に立ち、追撃してくる「ヤングなでしこ」まで……。うだるような暑さのなか、我慢比べに勝った選手の脳裏には、アジア大会のトロフィーの他にも、いろいろなものが浮かんでいるはずだ。そうした高い競争意識をポジティブな方向に働かせて、8月31日に行なわれる中国との決勝戦も、いいゲームにしてもらいたい。
取材・文●西森 彰(フリーライター)
取材・文●西森 彰(フリーライター)