今でも指揮官は西村の取り組みを鮮明に覚えており、「本当にこの練習の内容に納得しているのかと。納得しているなら短く終わっていい。納得できないなら、西村みたいに納得できるまでやれと。それがプロになれるやつとそうじゃないやつの差だよ」と現在の選手たちに彼の話をするほどだ。
現在の富山一高で西村とともにプレーをした選手はいないが、ブレイクを果たした先輩の姿は後輩にも大きな影響を与えているという。
現在高校３年生で今夏のインターハイで得点王に輝いた小森飛絢もそのひとり。中学時代は富山一高のグラウンドを練習場としていたFCひがしJｒユースに所属しており、当時高校生だった西村の取り組みを間近で見てきた。
それを象徴するエピソードがある日の練習場での出来事だ。
後輩が覚えている先輩の知られざるエピソードは？
当時のFCひがしJrユースは、富山一が使用した後の19時から21時の間で練習を行なっていた。そのなかで自分たちのトレーニング中に、黙々とシュート練習を行っている高校生がいたという。それが西村だった。
「自分たちが練習をしている時もひとりでずっとシュート練習をしていて、誰だろうこの人はと思っていた。それが西村選手だったんです」（小森）
小森は先輩の姿を今でも覚えている。当時中学生だった後輩に強烈な印象を残すほど、西村は練習に励んでいたというわけだ。
富山一高時代から西村は自身に猛烈なトレーニングを自らに課し、ドリブルや得点感覚を磨いてきた。地道に積み重ねがなければ、今の飛躍はない。 “努力が出来る”という特異な才能こそ、西村がブレイクできた最大の要因なのかもしれない。
取材・文●松尾祐希（サッカーダイジェストWeb編集部）
「自分たちが練習をしている時もひとりでずっとシュート練習をしていて、誰だろうこの人はと思っていた。それが西村選手だったんです」（小森）
小森は先輩の姿を今でも覚えている。当時中学生だった後輩に強烈な印象を残すほど、西村は練習に励んでいたというわけだ。
富山一高時代から西村は自身に猛烈なトレーニングを自らに課し、ドリブルや得点感覚を磨いてきた。地道に積み重ねがなければ、今の飛躍はない。 “努力が出来る”という特異な才能こそ、西村がブレイクできた最大の要因なのかもしれない。
取材・文●松尾祐希（サッカーダイジェストWeb編集部）
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