初優勝まであとひとつ!ヤングなでしこがU-20W杯で快進撃を続ける理由は?

カテゴリ:日本代表

馬見新拓郎

2018年08月22日

なでしこジャパンに吸い上げられる人材もいそうだ

 2年前の前回大会を経験したDF宮川麻都(日テレ・ベレーザ)が「今回のメンバーは、前回の(長谷川)唯さんやモミさん(籾木結花)のような選手はいないから、まず全員でハードワークすることが不可欠」と冷静に話せば、キャプテンのDF南萌華(浦和レッズレディース)は「(ボールがない)逆サイドの選手の絞りなど、ボールがどこにあっても全員が集中を切らさないことがハードワークの原点。それが失点の少なさにもつながる」と、チームメイトの高い守備意識を誇らしげに話す。
 
 当然ながら、こういったハードワークはなでしこジャパンが最も得意としてきたところだ。U-20世代から、このような緻密なハードワークで決勝の舞台まで進んだ経験は、なでしこジャパンを目指す若い選手たちにとっても非常に有意義だ。
 
 特にMF長野風花(仁川現代製鉄レッドエンジェルズ/韓国)が今大会で見せている素早い切り替えや、MF林穂之香(セレッソ大阪堺レディース)が持つ危険察知能力は、さらに経験を積めば、なでしこジャパンでも生かせる部分が多い。類まれなテクニックを持つMF宮澤ひなた(日テレ・ベレーザ)という名前を覚えてスタジアムを後にしたフランス人も、多くいるだろう。
 
 フランス時間の2018年8月20日。日本女子サッカーの歴史が塗り替えられた。そしてまた、新しく歴史を塗り替えるチャンスが待っている。決勝は2018年8月24日(日本時間25日)だ。
 
取材・文●馬見新拓郎(フリーライター)
【関連記事】
「驚異的なアタックだ!」と仏メディアも絶賛! ヤングなでしこが挑む“FIFA史上初の快挙”
【アジア大会】なでしこジャパンがグループリーグ首位通過!ベトナムを相手に7発快勝
中村俊輔、遠藤保仁、小野伸二…を超える「最も衝撃を受けた」と鈴木啓太が引退記者会見で明かした“意外”な選手とは?
「ベトナムが日本を遥かに上回った」衝撃敗戦のU-21森保ジャパンを韓国メディアが辛辣批評
Jリーガーの「好きな女性タレント」ランキング2018年版! 石原さとみや新垣結衣を抑えて1位に輝いたのは?

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト なでしこJに続け!
    4月10日発売
    U-23日本代表
    パリ五輪最終予選
    展望&ガイド
    熾烈なバトルを総力特集
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト ガンナーズを一大特集!
    5月2日発売
    プレミア制覇なるか!?
    進化の最終フェーズへ
    アーセナル
    最強化計画
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ