ワールドカップへ出場するチームが、遠からず出てくるに違いない
だが、このアジア大会も、前評判から高かったベトナムだけでなくマレーシアが最強メンバーを揃えた韓国を破るなど、地域としてのポテンシャルの高さをあらためて見せている。ついでに言えば、日本のラウンド16の相手は、そのマレーシアだ。油断などできるはずもないし、先を見据えて余力を残して勝てる相手でもない。
東南アジア勢は第二次世界大戦以前の1938年大会に出場したオランダ領東インド(おおよそ現在のインドネシア)を最後にワールドカップへ出場していない。だが、これはある種の確信を持って言うのだが、遠からずその壁を破るチームが出てくるに違いない。アジア大会が行われるインドネシアの地でも、そうした風をあらためて感じている。
取材・文●川端暁彦(フリーライター)
取材・文●川端暁彦(フリーライター)