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兵役免除には優勝がノルマ…アジア大会に「歴代最強メンバー」を揃えた韓国代表の"本気度"

カテゴリ:国際大会

ピッチコミュニケーションズ

2018年08月12日

アジア大会での金メダル獲得は現実的だ

ワールドカップで10番を背負ったイ・スンウも招集された。(C)Getty Images

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 チョ・ヒョヌは27歳(91年9月生まれ)、ソン・フンミン(92年7月生まれ)、ファン・ウィジョ(92年8月生まれ)は26歳になる。韓国の現行の兵役法では「満28歳までに兵役を務めなければならない」となっており、それに照らし合わせれば後がないのだ。
 
 ソン・フンミン、ファン・ウィジョは東京五輪も残されているが、そもそも韓国が五輪に出場できる保証もなく、国際大会でメダルを獲得するよりも、アジア・レベルで行なわれるアジア大会での金メダル獲得のほうが現実味があるのは間違いないだろう。
 
 兵役問題の解決をかけ、アジア大会に臨む韓国。それだけに、代表チームの準備にも抜かりはない。
 
 かつてKリーグの城南FCをリーグ優勝(06年)とFA杯優勝(14年)に導き、“Kリーグ最高の知略家”と称されるキム・ハクボム監督は、今年2月にU-23代表の指揮官に就任すると、3月にチームを初招集し、1週間の国内合宿を実施。5~6月には2週間の国内合宿を経て、インドネシア現地でトレーニングし、インドネシアU-23代表と強化試合も行っている(2-1で勝利)。
 
 さらにアジア大会直前も7月31日から国内合宿を張り、ここにファン・ウィジョ、ファン・ヒチャン、イ・スンウら海外組も合流した。ソン・フンミンは11日のプレミアリーグ開幕戦を終えて13日に現地で合流する予定だが、ファン・ヒチャンとイ・スンウは自らクラブに要請し、早期の合流が実現したという。
 
 アジア大会優勝を目指す韓国は、キム・ハクボム監督の就任直後から、着々と準備を進めてきたわけだ。キム・ハクボム監督もこう語っている。
 
「アジア大会は1位にならなければ意味がない。準優勝ではダメなのだ。難しい挑戦だが、優勝する自信はある。監督が金メダル獲得に自信を持っているのだから、選手たちもついてきてくれるだろう」
 
 兵役免除もかかるアジア大会。金メダル獲得だけを目指す韓国は、指揮官も選手も本気モードだ。
 
取材・文●李仁守(ピッチコミュニケーションズ)
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