充実のシーズンも、しっかりと足もとを見つめて
連敗回避に安堵しつつも、決して手放しに喜ぶ様子はない。
「手応えはありましたけど、一方でもう少し自分たちでゲームを支配することもできれば良かったかなと。カウンターの精度も上げなければいけないですし、最後に失点してしまったところも見逃してはいけないと思います」
稲垣自身にスポットを当てれば、今シーズンはここまでリーグ戦18試合に出場している。甲府から加入した昨季が14試合だったことを考えれば、1試合を除いてすべてのリーグ戦に出場している現状は、成長と捉えることができるだろう。
それでも稲垣はしっかりと足もとを見つめている。
「もちろん、今の自分にはまだまだ足りないところがあるのは分かっている。そうした課題を見つめつつも、今、自分が首位に立っているチームでなぜ試合に出られているのか。なんで個人としても戦えているのか。そこも常に忘れないようにしていきたい。今をしっかりと見て、あえて先を見すぎないようにしているかもしれないですね」
そうした姿勢こそ、首位を走る広島が築き上げてきたものかもしれない。1試合1試合、1歩1歩。その積み重ねが、チームを、そして個人を成長させていく。
取材・文●原田大輔(SCエディトリアル)
「手応えはありましたけど、一方でもう少し自分たちでゲームを支配することもできれば良かったかなと。カウンターの精度も上げなければいけないですし、最後に失点してしまったところも見逃してはいけないと思います」
稲垣自身にスポットを当てれば、今シーズンはここまでリーグ戦18試合に出場している。甲府から加入した昨季が14試合だったことを考えれば、1試合を除いてすべてのリーグ戦に出場している現状は、成長と捉えることができるだろう。
それでも稲垣はしっかりと足もとを見つめている。
「もちろん、今の自分にはまだまだ足りないところがあるのは分かっている。そうした課題を見つめつつも、今、自分が首位に立っているチームでなぜ試合に出られているのか。なんで個人としても戦えているのか。そこも常に忘れないようにしていきたい。今をしっかりと見て、あえて先を見すぎないようにしているかもしれないですね」
そうした姿勢こそ、首位を走る広島が築き上げてきたものかもしれない。1試合1試合、1歩1歩。その積み重ねが、チームを、そして個人を成長させていく。
取材・文●原田大輔(SCエディトリアル)