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「日本人監督を信じよ」「もう謙遜はいらない」英誌・熟練記者が新生サムライブルーに大胆提言!

カテゴリ:日本代表

マイケル・プラストウ

2018年07月17日

日本人監督も海外へと挑戦の場を広げていってほしい

主将の長谷部(右)は大会後に代表からの引退を表明した。主軸に30代が多い現状を鑑みれば、円滑な世代交代が今後への課題だ。(C)Getty Images

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 日本のベストメンバーのほとんどが、海外でプレーしているのも大きな強みだった。
 
 例えばJリーグは、ベルギーリーグとさほどレベル差がないと思うが、やはり重要なのは個々の国際舞台での経験だ。プレーと判断の速さを磨き、肉体的な強靭さも欠かせない。アジア以外のさまざまな国から来たトッププレーヤーたちと戦うことでしか、体得できないエッセンスがある。
 
 Jリーグは素晴らしいリーグだが、そこにある“世界”は狭い。トッププレーヤーが海外に出ていくのは当然の流れだ。今大会のイングランド代表メンバーはすべてプレミアリーグの選手で構成されていた。外部からどんどん優秀なプレーヤーがやって来るのだから良いと考えればそれまでで、個人的には、彼らにはやや内弁慶な一面が垣間見えた。国外で揉まれていないためか、どこか図太さに欠け、個々の経験不足が気になった。

 
 ずっと追い求めてきた日本らしいフットボールを、日本人監督の下で確認できたのも大きな収穫だろう。
 
 日本人監督のほうが適任なのは明確だ。育成型のハンス・オフトとフィリップ・トルシエは確かな足跡を残したが、世界トップレベルでの経験が豊富なアルベルト・ザッケローニとヴァイッド・ハリルホジッチのマネジメントはかならずしも上手く行かなかった。元大物選手のファルカンとジーコも同様だ。結局結果を出した外国籍監督はトルシエだけで、それ以外は日本人の岡田武史と今回の西野だけなのである。
 
 Jリーグが誕生して四半世紀。若きタレントが海外へ持って行かれるのは不可避な流れとなったが、これからは、日本人監督も海外へと挑戦の場を広げていってほしい。そこから研ぎ澄まされる“日本化”がきっとあるはずで、選手強化と両輪になっていければ理想だ。それを実現させるためには、外国人監督依存の体質を改善すべきだと考える。
 
 今後はさらに“日本化”を推し進めてほしい。幻想のように世界の最先端を追って、ころころと戦術や志向を変えるのではなく、せっかくワールドカップで掴んだ自分たちのスタイルを前に進めるべきだ。イングランドやブラジルにはそれぞれの伝統的なスタイルがあり、それはアイスランドやメキシコなどを見ても明らかだった。
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