【ネクスト日本代表候補】堂安律が明かす、オランダでのブレイクの理由

カテゴリ:海外日本人

多田哲平(サッカーダイジェスト)

2018年07月05日

「味方から黙らせていくしかないなと」

フローニンヘンではリーグ戦9得点・4アシスト。一躍名をあげた。(C)Getty Images

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――ヨーロッパでは、加入したばかりのアジア人は見下されがちだという話も聞きます。

「それはすごく味わいましたね。移籍したての頃は、厳しい目を向けられたし、心ない言葉もかけられました。ただそんな逆境も撥ね返してやろうと力に変え、今では余裕ができましたよ。『勝手に言ってろ』ってあしらえるくらい」

――その反骨心も成長につながった要因?

「そうです。元々負けず嫌いでしたが、オランダでその姿勢がさらに強くなりましたね」

――風当たりの強い環境にどう溶け込んだのですか?

「ゼロからのスタートだった知名度を、まずは上げようとしました。僕のことを知ってもらうために、とにかくアピールに励みましたよ。味方から黙らせていくしかないなと」

――周囲に認められたきっかけは?

「やはり点を取ってからですね。チームを勝たせたことで、みんなが僕を必要としてくれた。その後もまた決定的な仕事を重ねるうちに、チームに『リツがなんとかしてくれる』という雰囲気ができました。(ファベル)監督なんかミーティングで『リツにボールを渡せ』とか『リツがボールを持ったら周りが動き出せ』と指示するくらいでしたからね」

――サポーターが選ぶクラブの年間最優秀選手にも輝きました。

「あれはすごく光栄でした。メディアで取り上げられる以上に価値のあるものだなと。毎日のように練習や試合を見に来てる人たちに評価されるわけですからね。より感慨深いものがあります」

――今年1月のインタビュー(2月8日売り号掲載)では、シーズン約半分の時点(18節終了時)で「50点」と自己評価していました。シーズンが終わった今の点数は?

「80点くらいですかね。年明けから調子が格段に上がって、後半戦だけで6ゴール取れたから、そのくらいあげてもいいかな」

――昨季は単独突破からのゴールが多かったですね。技術が通用する手応えを掴めたのでは?

「いえ、それがあまりないんですよ。勝手に身体が動いただけ。達成感だったり、“ぶち抜いてやった”っていう感覚が不思議とないんですよね」
 
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