フランス――チームに強固な結束を生み出した指揮官。
[FW]
7 アントワーヌ・グリエーズマン 7(83分OUT)
スピードとテクニックを発揮して、エムバペとともにカウンターの急先鋒を担った。PKを冷静に流し込み、貴重な先制点を奪い、後半にはファシオのバックパスのミスを見逃さずに詰め寄ったが、ゴールには至らなかった。
9 オリビエ・ジルー 6
スピードに長じる周囲を生かすべく、ポストプレーやスペースメイキングで献身的に働いた。エムバペのチーム4点目をアシストした後に自身も決定機を迎えたが、やや力んだように見えたシュートはサイドネットを外側から叩いた。終盤のもみ合いからの警告は余計だった。
☆MAN OF THE MATCH
10 キリアン・エムバペ 9(89分OUT)
異次元の速さと類まれな技術、信じがたい落ち着き。1点目はボックス内の混戦から瞬時に抜け出し、利き足とは逆の左足の強いシュートでGKを破り、2点目はスピードに乗った状態でゴール前に入り込み、冷静に押し込んだ。ワールドカップという舞台でティーンエイジャーがアルゼンチンを向こうに回し、次々に相手をぶち抜いていく様は、1998年大会のマイケル・オーウェン(イングランド)を想起させた。ただしFKから良質なボールを蹴るところなど、レパートリーはこちらが上。みずからの手でメッシに引導を渡したいま、いよいよフットボール界をリードしていく存在になるか。
7 アントワーヌ・グリエーズマン 7(83分OUT)
スピードとテクニックを発揮して、エムバペとともにカウンターの急先鋒を担った。PKを冷静に流し込み、貴重な先制点を奪い、後半にはファシオのバックパスのミスを見逃さずに詰め寄ったが、ゴールには至らなかった。
9 オリビエ・ジルー 6
スピードに長じる周囲を生かすべく、ポストプレーやスペースメイキングで献身的に働いた。エムバペのチーム4点目をアシストした後に自身も決定機を迎えたが、やや力んだように見えたシュートはサイドネットを外側から叩いた。終盤のもみ合いからの警告は余計だった。
☆MAN OF THE MATCH
10 キリアン・エムバペ 9(89分OUT)
異次元の速さと類まれな技術、信じがたい落ち着き。1点目はボックス内の混戦から瞬時に抜け出し、利き足とは逆の左足の強いシュートでGKを破り、2点目はスピードに乗った状態でゴール前に入り込み、冷静に押し込んだ。ワールドカップという舞台でティーンエイジャーがアルゼンチンを向こうに回し、次々に相手をぶち抜いていく様は、1998年大会のマイケル・オーウェン(イングランド)を想起させた。ただしFKから良質なボールを蹴るところなど、レパートリーはこちらが上。みずからの手でメッシに引導を渡したいま、いよいよフットボール界をリードしていく存在になるか。
[交代出場]
MF
12 コランタン・トリソ 5.5 (75分IN)
堅実なディフェンスとシンプルなパスでポゼッションにも貢献。マイボールを失うこともあったが、すぐに帰陣して綻びは作らなかった。
FW
18 ナビル・フェキル - (83分IN)
過去3試合と同じく、終盤に投入された。ボールをロストして、結果的にメッシに決定機を献上してしまった。
FW
20 フロリアン・トバン - (89分IN)
殊勲のエムバペに代わって投入され、ワールドカップ初出場も、時間が短すぎて見せ場はなかった。
[監督]
ディディエ・デシャン 7
片側のサイドが守備的になる変則的な4-2-3-1は得意の形。2年前に行なわれた自国開催のEUROでムサ・シッソコが担ったディフェンシブなサイドアタッカー役はマテュイディに託し、カンテとともにメッシを警戒させた。攻撃の狙いはエムバペやグリエーズマンのスピードをシンプルに生かした逆襲と、高い能力を備えた選手たちの即興的な連動を交えたカウンター。ポゼッションにはこだわらず、実利的ながらスペクタクルな攻撃で得点を積み重ねた。得点時のセレブレーションや交代時のベンチの雰囲気など、強固な結束を生み出している点も好評価。
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
文●井川洋一
MF
12 コランタン・トリソ 5.5 (75分IN)
堅実なディフェンスとシンプルなパスでポゼッションにも貢献。マイボールを失うこともあったが、すぐに帰陣して綻びは作らなかった。
FW
18 ナビル・フェキル - (83分IN)
過去3試合と同じく、終盤に投入された。ボールをロストして、結果的にメッシに決定機を献上してしまった。
FW
20 フロリアン・トバン - (89分IN)
殊勲のエムバペに代わって投入され、ワールドカップ初出場も、時間が短すぎて見せ場はなかった。
[監督]
ディディエ・デシャン 7
片側のサイドが守備的になる変則的な4-2-3-1は得意の形。2年前に行なわれた自国開催のEUROでムサ・シッソコが担ったディフェンシブなサイドアタッカー役はマテュイディに託し、カンテとともにメッシを警戒させた。攻撃の狙いはエムバペやグリエーズマンのスピードをシンプルに生かした逆襲と、高い能力を備えた選手たちの即興的な連動を交えたカウンター。ポゼッションにはこだわらず、実利的ながらスペクタクルな攻撃で得点を積み重ねた。得点時のセレブレーションや交代時のベンチの雰囲気など、強固な結束を生み出している点も好評価。
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
文●井川洋一