【橋本英郎】唸らされた長谷部の“位置取り”。セネガル戦の戦略の肝だった

カテゴリ:日本代表

橋本英郎

2018年06月27日

柴崎は広範囲でのプレーを強いられても輝いた

緻密な分析と戦略でセネガルをあと一歩まで追い詰めた日本代表。ポーランド戦に向けて、俄然勢いづいている。写真:JMPA代表撮影(滝川敏之)

画像を見る

 みなさんも試合をご覧になっていて感じたのではないでしょうか。柴崎選手のパスから決定的なシーンが幾度となく生まれていましたよね。広範囲でのプレーを強いられても質の高さを保証する、彼の真骨頂と言えます。長谷部選手が自陣から組み立てるチーム戦術があったからこそ、柴崎選手も輝けたのだと僕は感じました。
 
 だからこそ、2度もリードを奪われても日本は崩れなかった。最後の本田圭佑選手の同点ゴールに繋がったのであって、その後も勝ち越し点を奪えるのではないかという期待感に溢れていました。
 
 前半のセットプレー守備時のオフサイドトラップや、終盤の岡崎慎司選手、本田選手の投入などはいかにも西野朗監督らしさが出ていたと思いますし、采配はまさにガンバ大阪時代のそれでした。そのあたりについてはまたあらためて書く機会があれば、紹介させてもらおうと考えています。

 
 ほかにも僕に取り上げてほしい内容などあれば、チャレンジしてみたいと思いますので、ぜひサッカーダイジェストWebのほうに連絡してみてください。
 
 さあ、明日はポーランド戦ですね。相手は2連敗のあとのグループリーグ最終戦でかならず勝利を挙げているとか。そんなジンクスは打ち破ってほしいです!
 
<了>
 
橋本英郎
 
PROFILE
はしもと・ひでお/19795月21日生まれ、大阪府大阪市出身。ガンバ大阪の下部組織で才能を育まれ、1998年にトップ昇格。練習生からプロ契約を勝ち取り、やがて不動のボランチとして君臨し、J1初制覇やアジア制覇など西野朗体制下の黄金期を支えた。府内屈指の進学校・天王寺高校から大阪市立大学に一般入試で合格し、卒業した秀才。G大阪を2011年に退団したのちは、ヴィッセル神戸、セレッソ大阪、長野パルセイロでプレーし、昨季から東京ヴェルディに籍を置く。日本代表はイビチャ・オシム政権下で重宝され、国際Aマッチ・15試合に出場した。現在はJリーガーとして奮闘する傍ら、サッカースクールの主宰やヨガチャリティー開催など幅広く活動中。Jリーグ通算/438試合・21得点(うちJ1は339試合・19得点/2018年6月26日現在)。173センチ・68キロ。血液型O型。
公式ブログ=http://pakila.jp/hashimoto/
ベンヌ=http://bennu.co.jp/
【関連記事】
「カウンターしかない」「守備が曖昧」英紙が西野ジャパンの“弱点”をズバリ指摘!【ロシアW杯】
「なぜホンダを外した?」ハリルの元右腕はTV番組での問い掛けにどう答えた?
【橋本英郎】“ボランチ柴崎”のハイパフォーマンスに計り知れない衝撃を受けた!
【ポーランド戦のスタメン予想】2得点に絡む本田はそれでもサブ。川島が不安定なGKはどうなる?
「日本にワクワクした!」「アニメみたい」仏専門誌が西野ジャパンの出来を絶賛!

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト なでしこJに続け!
    4月10日発売
    U-23日本代表
    パリ五輪最終予選
    展望&ガイド
    熾烈なバトルを総力特集
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト ガンナーズを一大特集!
    5月2日発売
    プレミア制覇なるか!?
    進化の最終フェーズへ
    アーセナル
    最強化計画
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ