【藤田俊哉の目】現地解説で衝撃!! 難敵のセネガル戦、私が推すスタメンは3バックで…

カテゴリ:日本代表

サッカーダイジェストWeb編集部

2018年06月21日

セネガルはグループHで頭ひとつ抜けた存在と言える

ポーランド戦では出色のパフォーマンスを見せたセネガル。藤田氏はグループHで頭ひとつ抜け出た存在と見る。(C) Getty Images

画像を見る

 そうは言っても、この勝利に酔いしれてばかりもいられない。次の対戦相手であるセネガルはコロンビア以上に厄介な相手になる。現地での実況の仕事もありポーランド対セネガルを生観戦したが、とにかくチーム状態が良く完成度の高さをうかがわせた。

 このセネガルとポーランドの一戦をもって、すべてのグループリーグ初戦がひと通り終わった。そのベストゲームを挙げるとすればスペイン対ポルトガルになるが、強烈なインパクトを残したチームはセネガルだろう。ロシアは自国開催によるアドバンテージがある。それらが後押しし、素晴らしいプレーを披露しているが、セネガルはそのロシア以上に好パフォーマンスを見せている。身体能力のあるチームがコレクティブ(集団的)に戦えてしまうところにセネガルの強みがある。

 大会屈指のストライカーであるレバンドフスキでさえ仕事をさせてもらえなかった。驚異的なスピードを誇るマネの突破力に目を奪われがちだが、強固なディフェンス力こそ、このチームの最大の武器だ。センターラインの安定感はおそらく今大会の中でもトップクラスだろう。ワールドカップ最終予選でたった3失点しか喫していないのも大きくうなずける。

 現代のサッカーにおいて、いかに効果的な縦パスを入れるかというテーマは、攻撃の主流になっているが、その縦パスに対しての対応力が極めて高い。中央を固めて的を絞った守備からインターセプトを狙い、奪ったボールを素早く前線に送る。そのような展開から、両サイドのスピードを生かした鋭いカウンターを仕掛けていくのだから厄介なチームだ。
 
 大会前はポーランド、コロンビアがグループHにおいてのライバルと見ていたが、ポーランドとセネガルの一戦を見るかぎり、セネガルは頭ひとつ抜けた存在と言える。

 対する日本は、いわゆる“個人戦”を得意とするチームではないから、空中戦での競り合いや1対1のスピード勝負に持ち込まれたくない。激しいフィジカルコンタクトでの勝負もできるだけ避けたい。
 
【関連記事】
【セネガル戦はこのスタメンで戦え!!】柴崎岳は今やボランチの序列で長谷部誠を凌ぐか
「日本は2位通過」「全体の10番手」世界的データ会社が西野ジャパンに驚きの高評価!
【ロシアW杯】世界の“半端ない”美女サポたちに脚光!? SNSで「セクシーすぎる」と話題沸騰
【コロンビア戦|記事一覧】解説:セルジオ越後、金田喜稔、釜本邦茂、採点&寸評、プレー分析、PHOTOギャラリーetc.
【セルジオ越後】番狂わせでもなんでもない。この日のコロンビアなら勝って当然だ

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト 2026年1月号
    12月12日(金)発売
    [特集]
    9年ぶりのJリーグ制覇
    鹿島アントラーズ
    鬼木体制で果たした「王座への帰還」
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 2026年1月1日号
    12月18日(木)発売
    [特集]
    2026北中米ワールドカップ
    選手名鑑&出場国ガイド
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 第104回大会 選手名鑑
    12月10日発売
    高校サッカーダイジェストVol.43
    第104回全国高校サッカー選手権大会
    選手権名鑑
    出場48チーム
    1440選手の顔写真&プロフィールを徹底網羅!
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ