守備は即時奪回を狙わずリトリートで。
[攻撃のメカニズム]
攻撃陣が空中戦に強くないこともあり、ロングボールを前線に放り込むケースはほとんどなく、後方からパスをつないでいく。大きく開いたCBと、その間に下がってきたセントラルMFの一方が、ビルドアップの起点となり、主に中央からボールを中盤に運ぶ。
そこから直接、あるいはサイドを経由して前の4人にボールを供給。ラスト30メートルの攻略は、クアドラードのドリブル突破、ハメスのキラーパスとファンタジア、ファルカオの決定力といったアタッカー陣の個人能力に委ねられている。
なかでも、ハメスによる中央からの仕掛けが最大の武器。また、両サイドアタッカーがタッチライン際でボールを持った時は、1対1のドリブル突破や攻め上がってきたサイドバックとのコンビネーションで縦に抜け出し、ゴール前での競り合いに強いファルカオにクロスを送り込む。これも有効な攻撃パターンのひとつだ。
攻撃陣が空中戦に強くないこともあり、ロングボールを前線に放り込むケースはほとんどなく、後方からパスをつないでいく。大きく開いたCBと、その間に下がってきたセントラルMFの一方が、ビルドアップの起点となり、主に中央からボールを中盤に運ぶ。
そこから直接、あるいはサイドを経由して前の4人にボールを供給。ラスト30メートルの攻略は、クアドラードのドリブル突破、ハメスのキラーパスとファンタジア、ファルカオの決定力といったアタッカー陣の個人能力に委ねられている。
なかでも、ハメスによる中央からの仕掛けが最大の武器。また、両サイドアタッカーがタッチライン際でボールを持った時は、1対1のドリブル突破や攻め上がってきたサイドバックとのコンビネーションで縦に抜け出し、ゴール前での競り合いに強いファルカオにクロスを送り込む。これも有効な攻撃パターンのひとつだ。
[守備のメカニズム]
ボールを失った際も即時奪回は狙わず、リトリートして守備を固めるのが基本。前の4人は守備意識がそれほど高くないため、不用意なボールロストからカウンターを受けないよう、ラスト30メートルに送り込む人数は基本的に5人(例えば前線4人+ボールサイドのサイドバック)までに制限している。
自陣に引いたブロック守備では、4+4のコンパクトな2ラインを低すぎない位置に敷く。ここでもファルカオとハメスは、前に残って守備にはあまり参加せず、両サイドアタッカーもスペースを埋める程度。そのため守備の局面は4バック+2セントラルMFの6人に依存することになる。
セントラルMFのカルロス・サンチェスとアベル・アギラールは、ともに強靭なフィジカルと優れたボール奪取能力を誇り、最終ラインをプロテクト。両サイドバックも戦術的連携には課題を残すものの、DFとしての能力は高いレベルにあり、1対1ではそう簡単に隙を見せない。易々とディフェンスを崩されることはないだろう。
※ワールドサッカーダイジェスト2018.6.21号より加筆・修正
ボールを失った際も即時奪回は狙わず、リトリートして守備を固めるのが基本。前の4人は守備意識がそれほど高くないため、不用意なボールロストからカウンターを受けないよう、ラスト30メートルに送り込む人数は基本的に5人(例えば前線4人+ボールサイドのサイドバック)までに制限している。
自陣に引いたブロック守備では、4+4のコンパクトな2ラインを低すぎない位置に敷く。ここでもファルカオとハメスは、前に残って守備にはあまり参加せず、両サイドアタッカーもスペースを埋める程度。そのため守備の局面は4バック+2セントラルMFの6人に依存することになる。
セントラルMFのカルロス・サンチェスとアベル・アギラールは、ともに強靭なフィジカルと優れたボール奪取能力を誇り、最終ラインをプロテクト。両サイドバックも戦術的連携には課題を残すものの、DFとしての能力は高いレベルにあり、1対1ではそう簡単に隙を見せない。易々とディフェンスを崩されることはないだろう。
※ワールドサッカーダイジェスト2018.6.21号より加筆・修正