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「シンジ・オノを超える波及効果が…」本田圭佑の招聘を狙う豪州Aリーグってどんなところ?

カテゴリ:海外日本人

サッカーダイジェストWeb編集部

2018年05月12日

現在は世界的名手と呼べる選手はひとりもいない

2013-14シーズン、Aリーグの2枚看板だったのがデル・ピエロ(左)と小野(右)。だが現在、彼らほどのビッグネームはいない。(C)Getty Images

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 Aリーグは欧州と同じ年またぎのシーズンで、1部には10チーム(ニュージーランドの1クラブを含む)が参加している。レギュラーシーズンはシドニーFCの優勝で終わり、5月5日には上位陣によるトーナメント「グランド・ファイナル」決勝が開催され、こちらはメルボルン・ビクトリーがニューカッスル・ジェッツを1-0で下し、戴冠した。
 
 マーキー・プレーヤーはすべてのクラブが所有しているわけではなく、2枠をすべて使い切っているわけでもない。もっと言えば特例があり、2016-17シーズンにはメルボルン・シティが3番目の枠を申請して許可され、祖国の英雄ケイヒルを迎え入れている。かなり臨機応変にルールが変えられているのだ。さらにマーキー・プレーヤーのネームバリューによっては、テレビ放映権を持つ米ネットワーク『Fox Sports』から300万ドル(約3億3000万円)の資金援助を得られるという。

 
 各クラブの経営基盤はしっかりしており、国際大会出場による収益も見落とせない。10チーム中3チームが毎年アジア・チャンピオンズリーグに出場でき、クラブワールドカップのオセアニア代表は過去11大会のうちAリーグ勢が10大会を占めているのだ。
 
 しかしながら、現在のAリーグに登録されているマーキー・プレーヤーを見ると、世界的名手と呼べるビッグゲームはひとりもいない。オーストラリア・サッカー界は総力を挙げて、新たなスターの獲得に躍起になっているというわけだ。
 
 もしも本田がAリーグ行きを決断すれば、来季のACLでJリーグ勢と相まみえ、日本でのプレーを拝める可能性が高まる。はたして「新しいことに挑戦したい」と語るカリスマはワールドカップ終了後、世界のどこに向けて針路を取るのだろうか。
 
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