「アルゼンチン代表は埋め合わせのチーム」メッシを擁するも現地番記者が嘆く…

カテゴリ:ワールド

ワールドサッカーダイジェスト編集部

2018年05月02日

「前線も今のメンバーに負けない顔ぶれだった」

2006年のドイツW杯当時のアルゼンチン代表。リケルメ(10番)やソリン(3番)など中盤と最終ラインも豪華だった。(C)Getty Images

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グロッソ記者:あのアイマールがベンチ要員で、サネッティやサムエルが23人のリストからも外れるほど層が厚かった。当時のチームの中盤の魅力を思い出すと、今の状況が余計に嘆かわしく思えてくるよ……。

クラウス記者:中盤だけじゃない。アルゼンチンにとって永遠の課題であるGKはともかく、前線も今のメンバーに負けない顔ぶれだった。クレスポ、サビオラ、テベス、クルス、パラシオ、そしてベンチに18歳のメッシ……。

チヅル氏:さっきから選手たちの名前を聞いているだけで鳥肌が立つんですが……。

グロッソ:準々決勝でPK戦の末にドイツに敗れたとはいえ、ホセのアルゼンチン代表は見事にバランスが取れていた。もう一度あのようなチームを作るためにも、近年のように次々と監督が変わるような事態は望ましくない。
 

チヅル氏:南米予選の最中だった昨年5月に就任し、まだ10試合しか戦えていないサンパオリ監督ですが、彼のチームはロシア・ワールドカップでどこまで勝ち進めると思いますか?

クラウス記者:楽観は禁物だけど、準々決勝まではいくだろう。とにかく我々にはメッシがいる。ワールドカップのような大舞台で勝負を決めるのは、やっぱりメッシのような選手なんだ。

グロッソ記者:最近のアルゼンチン代表は、劣勢になると一気に意気消沈してしまう傾向があるのは気になる。でも、それを覆してくれるのがメッシだからね。私も今回は準々決勝まではいけると思う。この4年間でアルゼンチン代表が巻き込まれたAFA(アルゼンチン・サッカー協会)の無秩序な体制を考慮すれば、そこまで勝ち進んだら上出来と言えるんじゃないかな。
 
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