英誌『Four Four Two』はこう評している。
「シュマイケルは試合後、『ベルカンプのPKが決まっていたらすべてが終わっていただろう』と話した。すべてとは、プレミアリーグ、FAカップ、そしてチャンピオンズ・リーグのトレブル（３冠）をも意味する。なにもかもがドラマチックなゲームで、ギグスがユニホームを脱いでグルグル回しながら喜びを表現したシーンは、まさにFAカップのセミファイナル史上、文句なしのベストモーメントだ」
そして、同誌はこう締めくくるのだ。
「このシーズン、最強と謳われていたアーセナルは無冠に終わった。アーセン・ヴェンゲル（アーセナル監督）はなにも手にできず、アレックス・ファーガソン（ユナイテッド監督）はのちに“サー”の称号を得た。ベルカンプのPKがひとつの運命を分けたのだ」
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