Q6　チームに求める結果は？
 
ベスト４
 
　グループリーグは問題なく突破するだろう。決勝トーナメントに入ってからも、クオリティーにモノを言わせて勝ち上がっていけるはずだ。しかし、ベスト４までではないだろうか。気候風土に慣れているという点で地の利がある南米勢には、敵いそうにない。
 
Q7　最大のライバルは？
 
ポルトガル
ブラジル
アルゼンチン
ウルグアイ
スペイン
イタリア
チリ
コロンビア
 
　グループGではポルトガル。彼らは上位に進出する力を持っている。
 
　大会全体に目を向ければ、優れた選手が揃うブラジル、アルゼンチン、ウルグアイは強敵だ。スペインも相変わらず強力で、イタリアを負かすことも難しい。さらに、チリとコロンビアも侮れない。この両チームは監督も素晴らしい。
 
Q8　ブレイクを期待したい若手は？
 
クリストフ・クラマー（MF）
 
　シュバインシュタイガーとケディラの状態によっては、クリストフ・クラマーの“時”がやって来るかもしれない。クラマーはダイナミックな守備的MFで、そのプレーは非常にソリッドだ。豊富な運動量を駆使して、相手のキーマンに密着マークに近い形で張り付き、試合から“締め出す”ことができる。
 
　最高のテクニシャンではないが、出番を与えられたら、質の高いパフォーマンスをコンスタントに披露して国際的な注目を浴びても不思議はない。
 
文：マルクス・バーク
翻訳：円賀貴子