開始直後からラッシュをかけて主導権を握る、それがシメオネスタイル。
一方、シメオネの「次」とは戦術の幅を広げることだ。“闘将”と呼ばれても“戦術家”と呼ばれることがなかったのは、彼の代名詞がカウンターサッカーだからだが、今季、特に後半戦は違うスタイルにもチャレンジしている。
注目すべきは中盤の顔ぶれだ。MF陣はドリブラーのビトーロを除けばテクニシャンばかり。しかも彼らはみな右でも左でも、前でトップ下的にも後ろでアンカー的にもプレーできるポリバレントさも持ち合わせている。中でプレーするタイプのMFを集めたことで中央の守りが厚くなったことはもちろん、中盤のキープ力と構成力が上がり、ロングカウンター一辺倒ではなく、短いクサビを使った速攻や遅攻もできるようになった。
レアル・マドリー戦では、ホームでのダービー同様、相手のボール回しを寸断する布陣で臨んでくるだろう。具体的には、中盤をトップ下(グリエーズマン)+2インサイドMF(コケ、サウール)+2ボランチ(トーマス、ガビ)の5人で構成して数的有利を作るという形だ。その前後をトップのジエゴ・コスタ、DF(リュカ、ゴディン、サヴィッチ、ファンフラン)、GKのオブラクが固める。相手を零封しながら自分たちも無得点に終わったホームでの試合と違うのは、トップにターゲットとなり得るジエゴ・コスタがいること。彼は右に流れてフィジカル的に優位に立てるマルセロとのマッチアップを狙ってくるだろう。
インターセプト後のボール出しに余裕がなければロングボールでジエゴ・コスタを狙う、というオプションは常にある。だが、シメオネは成功率の低いロングパスを極力避け、数的優位でテクニック的にも信頼できる中盤を使ったパスによる崩しを指示するのではないか。時間帯やスコアに応じてDFラインの高さを変えプレスの強度を変える駆け引きも彼の持ち味。サンチャゴ・ベルナベウでの試合だが、試合開始後からラッシュをかけ一気に主導権を握ろうという、シメオネの気性通りのやり方をしてくるとみる。
提供:WOWOW
注目すべきは中盤の顔ぶれだ。MF陣はドリブラーのビトーロを除けばテクニシャンばかり。しかも彼らはみな右でも左でも、前でトップ下的にも後ろでアンカー的にもプレーできるポリバレントさも持ち合わせている。中でプレーするタイプのMFを集めたことで中央の守りが厚くなったことはもちろん、中盤のキープ力と構成力が上がり、ロングカウンター一辺倒ではなく、短いクサビを使った速攻や遅攻もできるようになった。
レアル・マドリー戦では、ホームでのダービー同様、相手のボール回しを寸断する布陣で臨んでくるだろう。具体的には、中盤をトップ下(グリエーズマン)+2インサイドMF(コケ、サウール)+2ボランチ(トーマス、ガビ)の5人で構成して数的有利を作るという形だ。その前後をトップのジエゴ・コスタ、DF(リュカ、ゴディン、サヴィッチ、ファンフラン)、GKのオブラクが固める。相手を零封しながら自分たちも無得点に終わったホームでの試合と違うのは、トップにターゲットとなり得るジエゴ・コスタがいること。彼は右に流れてフィジカル的に優位に立てるマルセロとのマッチアップを狙ってくるだろう。
インターセプト後のボール出しに余裕がなければロングボールでジエゴ・コスタを狙う、というオプションは常にある。だが、シメオネは成功率の低いロングパスを極力避け、数的優位でテクニック的にも信頼できる中盤を使ったパスによる崩しを指示するのではないか。時間帯やスコアに応じてDFラインの高さを変えプレスの強度を変える駆け引きも彼の持ち味。サンチャゴ・ベルナベウでの試合だが、試合開始後からラッシュをかけ一気に主導権を握ろうという、シメオネの気性通りのやり方をしてくるとみる。
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