1年ながら定位置を奪う可能性も。本人も覚悟を持ってシーズンに挑む
小学生時代はスピードと足技の個人技勝負が身上だったが、大宮でパスワークを学んでプレースタイルの幅が広がった。
昌平高の藤島監督は「いろいろなプレーができる。攻撃だけでなく、守備に関しても確実に攻守の切り替えができて、球際に行けるところは評価に値する。今後、さらに伸びしろのある選手だと思う。自由にやらせても自分で色々な選択肢を持って整理してできる選手。良くなると思う」と入部前の有望株に太鼓判を押した。
チームの中で違和感がないことは、一緒にプレーした上級生も認めるところだ。
トップ下で連係プレーを見せた古川勇輝(新3年)は大宮ジュニアユースの先輩だ。
「何回か一緒にやりましたけど、直輝は自分で仕掛けていけるし、周りも使えます。ボールもそんなにロストしないので、昌平のサッカーに適応できると思います。今はケガ人が多くて、大会中は少し攻撃が物足りなくなってしまって、(須藤が参加した)決勝は自分のミスで序盤の流れが悪くなってしまったけど、状況を打開するきっかけを作ってくれたのは直輝でした。これから連係を深めて、前のみんなで点を取りたい」と後輩である須藤を含めた連係に好感触を得ていた。
イギョラカップで積極的に起用されたのは、昨季の全国高校選手権で10番を背負っていたMF渋屋航平(新3年)らが負傷で離脱していたことや(まだ大宮ジュニアユース所属で県選抜での活動などもあり)数少ないチーム合流日だった影響もある。
期待のルーキーであっても、公式戦が舞台になればチーム内の競争に勝たなければならない。上級生も十分に力を持っており、すんなりと定位置を明け渡すつもりはないだろう。
ただ、それでも須藤が4月からいきなり主力級の活躍を見せる可能性は、大いにある。親善試合でのプレーが自信になったことも間違いない。いきなり先発か、攻撃の切り札か。起用法はまだ見えないが、期待のルーキーは、シーズンの早い時期から存在感を示すだろう。
須藤は「ここで、必要不可欠な選手になりたいです。いつでも攻撃のアイデアを出して、攻撃面でチャンスを作れる選手になりたい。昌平高校をインターハイや高校選手権で上位に絡めるチームに、自分の力でしていきたいと思っています」と力強く挑戦を宣言した。昌平高で主力となって、さらに上へ――。挑戦者の目は、輝いている。
取材・文●平野貴也(スポーツライター)
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昌平高の藤島監督は「いろいろなプレーができる。攻撃だけでなく、守備に関しても確実に攻守の切り替えができて、球際に行けるところは評価に値する。今後、さらに伸びしろのある選手だと思う。自由にやらせても自分で色々な選択肢を持って整理してできる選手。良くなると思う」と入部前の有望株に太鼓判を押した。
チームの中で違和感がないことは、一緒にプレーした上級生も認めるところだ。
トップ下で連係プレーを見せた古川勇輝(新3年)は大宮ジュニアユースの先輩だ。
「何回か一緒にやりましたけど、直輝は自分で仕掛けていけるし、周りも使えます。ボールもそんなにロストしないので、昌平のサッカーに適応できると思います。今はケガ人が多くて、大会中は少し攻撃が物足りなくなってしまって、(須藤が参加した)決勝は自分のミスで序盤の流れが悪くなってしまったけど、状況を打開するきっかけを作ってくれたのは直輝でした。これから連係を深めて、前のみんなで点を取りたい」と後輩である須藤を含めた連係に好感触を得ていた。
イギョラカップで積極的に起用されたのは、昨季の全国高校選手権で10番を背負っていたMF渋屋航平(新3年)らが負傷で離脱していたことや(まだ大宮ジュニアユース所属で県選抜での活動などもあり)数少ないチーム合流日だった影響もある。
期待のルーキーであっても、公式戦が舞台になればチーム内の競争に勝たなければならない。上級生も十分に力を持っており、すんなりと定位置を明け渡すつもりはないだろう。
ただ、それでも須藤が4月からいきなり主力級の活躍を見せる可能性は、大いにある。親善試合でのプレーが自信になったことも間違いない。いきなり先発か、攻撃の切り札か。起用法はまだ見えないが、期待のルーキーは、シーズンの早い時期から存在感を示すだろう。
須藤は「ここで、必要不可欠な選手になりたいです。いつでも攻撃のアイデアを出して、攻撃面でチャンスを作れる選手になりたい。昌平高校をインターハイや高校選手権で上位に絡めるチームに、自分の力でしていきたいと思っています」と力強く挑戦を宣言した。昌平高で主力となって、さらに上へ――。挑戦者の目は、輝いている。
取材・文●平野貴也(スポーツライター)
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