そして同誌が「悲惨な状態にある」とその現状をレポートしたのが、チェルシー所属のスペイン代表FWアルバロ・モラタである。
 
　EURO2016ではスペイン代表のエースとして活躍したモラタは、レアル・マドリー、ユベントスと渡り歩き、今シーズンからチェルシーに加入。シーズン前半戦は12ゴールを挙げて好調そのものだったが、2018年に入ってからは公式戦１ゴールにとどまっている。
 
　そんな悩めるストライカーを同誌は、ばっさりと切っている。
 
「年明けから１点しか挙げられていないモラタは悲惨な状態だ。おそらくロテペギ（代表監督）も不合格の烙印を押しているだろう。直近のドイツ戦とアルゼンチン戦でが選考から漏れ、ロドリゴとイアゴ・アスパスが起用されたという事実が何よりの証拠だ」
 
　夢のワールドカップへ行けるのは23人だ。その狭き門の中にモラタら当落線上にいる選手たちは滑り込めるのか。クラブでの出色のパフォーマンスが求められる。

 

　以下が、『FourFourTwo』誌が紹介した10人。その可能性を示す表記は専門誌らしく辛辣かつユニークだ。
 
マウロ・イカルディ（アルゼンチン代表／インテル／FW）
ロシア行きの可能性：序列が低く、厳しい
 
フッキ（ブラジル代表／上海上港／FW）
ロシア行きの可能性：（現代表において）存在していない
 
ファン・ギジェルモ・クアドラード（コロンビア代表／ユベントス／MF）
ロシア行きの可能性：怪我。期待はされている
 
レナト・サンチェス（ポルトガル代表／スウォンジー／MF）
ロシア行きの可能性：今シーズン中に驚異的な可能性を見せなければなし
 
マルコ・ロイス（ドイツ代表／ドルトムント／FW）
ロシア行きの可能性：復帰間もない。良いコンディションを保ち続けた場合のみ
 
アルバロ・モラタ（スペイン代表／チェルシー／FW）
ロシア行きの可能性：50/50
 
アレクサンデル・ココーリン（ロシア代表／ゼニト／FW）
ロシア行きの可能性：怪我から回復しなければあり得ない
 
ケビン・ガメイロ（フランス代表／A・マドリー／FW）
ロシア行きの可能性：豪華なFW陣で苦戦。行かなければいけない。でも……
 
ジャック・ウィルシェア（イングランド代表／アーセナル／MF）
ロシア行きの可能性：アーセナルで良いシーズンの終わり方をできればあるいは
 
ギルフィ・シグルドソン（アイスランド代表／エバートン／MF）
ロシア行きの可能性：負傷離脱中も、アイスランドは彼の招集にリスクを冒す用意がある