今後求められるのは「独自の力を示すプレー」
続く決勝戦は、開幕戦でも戦った湘南との顔合わせ。湘南は3-5-2システムで臨み、守備時には両ウイングバックが下がって5バックになる。マドリーのウイングにボールが入った時には、DFラインが素早くスライドして対応。ボールの奪いどころを明確にし、局面では互角の戦いを見せた。
とはいえやはり、マドリーが一枚上手だった。湘南の守備陣形を見定めると、即座にDFラインの裏へロングボールを展開。そこからはショートパスとロングパスを織り交ぜて湘南を揺さぶり、終わってみれば2-0の快勝だ。圧巻のチームパフォーマンスで大会初優勝を飾った。
湘南が守備陣形を整えてプレッシャーを強くかけてきたこともあり、中井は下がり目の位置でプレーすることが多かった。また、日本人同士の対抗意識があったのか、中井へのプレッシャーが他の選手に対するそれよりも強く感じられた。しかしその状況下でも、中井はボールを失なうことなく安定したプレーを披露。潤滑油としてしっかり機能していたのだ。
とはいえやはり、マドリーが一枚上手だった。湘南の守備陣形を見定めると、即座にDFラインの裏へロングボールを展開。そこからはショートパスとロングパスを織り交ぜて湘南を揺さぶり、終わってみれば2-0の快勝だ。圧巻のチームパフォーマンスで大会初優勝を飾った。
湘南が守備陣形を整えてプレッシャーを強くかけてきたこともあり、中井は下がり目の位置でプレーすることが多かった。また、日本人同士の対抗意識があったのか、中井へのプレッシャーが他の選手に対するそれよりも強く感じられた。しかしその状況下でも、中井はボールを失なうことなく安定したプレーを披露。潤滑油としてしっかり機能していたのだ。
大会を通じて能力の高さを示した中井だが、決勝の湘南戦では後半に途中交代し、彼が抜けた後もチームは変わらず質の高いプレーを持続させた。「重要なピースのひとつ」であることは間違いないが、「代わりのいない選手」には至っていない印象だ。マドリーにとってのそれは、9番FWサラ、10番MFブルーノ、11番FWデ・ラ・ビボラが該当するだろう。独力で3、4人を打破するドリブル、予想外のエリアからのシュート、全員の虚を衝くスルーパスなど、局面を変える力を持っていた。
今後の中井に求められるのは、そういった独自の力を示すプレーなのかもしれない。
取材・文●中村僚
今後の中井に求められるのは、そういった独自の力を示すプレーなのかもしれない。
取材・文●中村僚
Facebookでコメント
- 「慎ましい暮らし」「質素な日本車」退団発表のイニエスタ、母国メディアは神戸での生活に注目「誰もが驚いたが…」
- 「ワケ分かんない」城彰二が6月シリーズに臨む森保Jメンバーにがっかり「日本サッカー界のことを考えてる?」
- 「なぜ日本は手を打たないのか」敵将に弱点を見破られたU-20代表にブラジル人記者が苦言「19歳には見えない」と称賛したのは?【U-20W杯】
- 鎌田大地の移籍で注目のセリエA、伊紙が過去の日本人選手を回想「中田はサーカスの犠牲に」「本田は失敗」「中村はブラジル人なら…」
- 日本代表で最もシュートが上手いのは? 松井大輔の問いに守護神シュミットが回答!「本当にすげぇの来る。絶対取れないじゃん…」