「もっと速くプレーしなければならない」
——森岡はアンデルレヒトで6試合プレーした。ここまでの評価は?
「もっと良いプレーができると思う。移籍直後のプレーは、やはり難しそうだった。先ほども説明したように、1月末のアンデルレヒトはピッチ内外でさまざまな問題を抱えていたから、その影響を受けてしまったのは否めない。
ここまでの森岡を10段階で採点すると、5.5(やや足りない)から6(合格)。もうちょっと速くプレーしたほうが、良い場面が見受けられる。それでも、直近の2、3試合に関しては、7(よくできた)を与えるに相応しいパフォーマンスだった」
「もっと良いプレーができると思う。移籍直後のプレーは、やはり難しそうだった。先ほども説明したように、1月末のアンデルレヒトはピッチ内外でさまざまな問題を抱えていたから、その影響を受けてしまったのは否めない。
ここまでの森岡を10段階で採点すると、5.5(やや足りない)から6(合格)。もうちょっと速くプレーしたほうが、良い場面が見受けられる。それでも、直近の2、3試合に関しては、7(よくできた)を与えるに相応しいパフォーマンスだった」
—―ベルギー国内では、「森岡はアンデルレヒトのようなビッグクラブに足るクオリティーの持ち主か?」という議論がありました。あなたはどう思いますか?
「今の時点では、答えを出すのは難しい。間違いなく、森岡のパスは正確で質が高い。だがアンデルレヒトでは、ベベレンとは比べ物にならないプレッシャーのなか、もっと速くプレーしなければならない。
アンデルレヒトで活躍するということは、チャンピオンズ・リーグでプレーするクオリティーを持つということ。彼はアンデルレヒトでプレーするリズムを、しっかり掴まないといけない。森岡がその段階に達してから、君の質問の答を探そうじゃないか」
——プレーオフ1に挑むアンデルレヒト。この厳しい戦いを前に、森岡に期待することは?
「最近、(森岡と2シャドーを組む)ゲルケンス、ストライカーのテオドルチュクとのコンビネーションが向上している。そこがどう働くかを、プレーオフ1でも注目している。
しかし、森岡はまだ入団から間もないからね。繰り返しになるが、過度の期待は慎むよ。まずはヴァン・ハーゼブルック監督から託された仕事を、しっかり理解すること。そして、直近の2、3試合で見せた活躍が、決して偶然でなかったことを示すことだ」
取材・文●中田 徹