「金銭+クズマノビッチ」をオファーか。
【インテル】ジャカ獲得に向けて本格交渉へ
ボルシアMGのスイス代表プレーメーカー、グラニト・ジャカの獲得に向けて、インテルはボルシアMGと代理人との三者会談を来週予定している。先方のつけた値札は1000万ユーロ(約14億円)で、インテルは「400万-500万ユーロ(約5億6000万-7億円)+ズドラブコ・クズマノビッチの保有権」というオファーを出すものと見られる。
一方、ナポリのヴァロン・ベーラミに関しては、600万-700万ユーロ(約8億4000万-9億8000万円)という値札に対し、インテルはクズマノビッチの保有権も交渉のテーブルに乗せようとしたが、ナポリからは「NO」の返事。いまのところ話はそこで止まっているようだ。
【パリ・サンジェルマン】カンドレーバ(ラツィオ)獲得にパストーレの保有権をオファー
ウイングの補強を目論むパリSGにとって、アントニオ・カンドレーバ(ラツィオ)はその有力候補。本命のエデン・アザール(チェルシー)は、交渉成立が難しそうな見通しで、遠からずカンドレーバにターゲットを移す可能性が高い。
ラツィオはウディネーゼから共同保有権の買い取りを前提に2000万ユーロ(約28億円)の値札をつけている。最新の情報によれば、パリSGは交換要員としてハビエル・パストーレをオファーしようとしているが、高年俸と、それ以上に本人の意思が大きなハードルになりそうだ。
パストーレが移籍に応じない場合には、大物(例えばエセキエル・ラベッシ)を売却して移籍金を用意する必要が出てくる。パリSGは「ファイナンシャル・フェアプレー」の規程違反に対するUEFAからの処分で、人件費の削減と移籍収支の均衡を義務づけられており、これまでのように無制限に移籍市場に投資することは不可能になっている。
【ウディネーゼ】デル・ネーリとの交渉は破談。マラン、ストラマッチョーニが次期監督候補に
次期監督候補としてルイジ・デル・ネーリと交渉していたウディネーゼだが、細部の詰めに入ったところで意見にズレが生じ、交渉は破談に終わる可能性が高くなった。
デル・ネーリに代わる候補として名前が挙がっているのは、ロランド・マラン(カターニャ元監督)とアンドレア・ストラマッチョーニ(インテル前監督)。さらにラツィオ監督を続投しない可能性が高いエドアルド・レーヤもリストに名を連ねている。
【翻訳】
片野道郎
翻訳者からのごあいさつ
イタリアのスポーツ専門局『SkySport』を舞台に活躍するジャンルカ・ディ・マルツィオは、移籍専門記者という新たなジャンルを独力で切り開いた草分けにして、他をまったく寄せ付けないトップランナーです。
イタリア国内ではすでに数年前から超メジャーな存在でしたが、2013年1月にジョゼップ・グアルディオラ監督のバイエルン入りという大スクープをものにして、一躍ヨーロッパ中でその名を知られるようになりました。その後も、ウィリアン(当時シャフタール・ドネツク)がトッテナムからチェルシーに寝返った顛末など、イタリアにいながらワールドワイドな移籍情報をいくつもスクープしています。
セリエAから下部リーグまで各クラブの会長やスポーツディレクターはもちろん、代理人からスカウトまで膨大な関係者と緊密なネットワークを持ち(iPhoneのアドレス帳には3000人以上のコンタクトが入っています)、他の記者には絶対入手できないディープな情報をキャッチ。素晴らしいのは、しっかり裏が取れるまでは決して情報を出さないところです。
ご存じの通り、世界中を飛び交っている移籍関連ニュースの大半は、誰かの願望や思惑に基づくただの噂でありそれ以上ではありませんが、ディ・マルツィオが発信するニュースは、すべて彼自身のプライドがかかったガチネタであり、ハズレはほぼ皆無と言っても過言ではありません。移籍ネタに関しては、どんなにありそうな話でもディ・マルツィオが書くまでは嘘か本当かわからない、どんなにあり得ない話でもディ・マルツィオが書いたら本当、というのが、もはやこの業界の常識になっているくらいです。
ツイッターのフォロワーは全世界で約30万人。日本では13年7月から『ワールドサッカーダイジェスト』誌に連載コラムを寄稿しています。先月、この連載を休載した時には、日本のフォロワーからいくつも問い合わせのリプライが飛んで来たほどの人気です。
そんなディ・マルツィオのオフィシャルサイト『gianlucadimarzio.com』から、移籍関連を中心とする最新ニュースを毎日厳選してお伝えするのがこのコーナー。サプライズはあっても「ガセ」はありませんから、安心してお読みください。(片野道郎)
ボルシアMGのスイス代表プレーメーカー、グラニト・ジャカの獲得に向けて、インテルはボルシアMGと代理人との三者会談を来週予定している。先方のつけた値札は1000万ユーロ(約14億円)で、インテルは「400万-500万ユーロ(約5億6000万-7億円)+ズドラブコ・クズマノビッチの保有権」というオファーを出すものと見られる。
一方、ナポリのヴァロン・ベーラミに関しては、600万-700万ユーロ(約8億4000万-9億8000万円)という値札に対し、インテルはクズマノビッチの保有権も交渉のテーブルに乗せようとしたが、ナポリからは「NO」の返事。いまのところ話はそこで止まっているようだ。
【パリ・サンジェルマン】カンドレーバ(ラツィオ)獲得にパストーレの保有権をオファー
ウイングの補強を目論むパリSGにとって、アントニオ・カンドレーバ(ラツィオ)はその有力候補。本命のエデン・アザール(チェルシー)は、交渉成立が難しそうな見通しで、遠からずカンドレーバにターゲットを移す可能性が高い。
ラツィオはウディネーゼから共同保有権の買い取りを前提に2000万ユーロ(約28億円)の値札をつけている。最新の情報によれば、パリSGは交換要員としてハビエル・パストーレをオファーしようとしているが、高年俸と、それ以上に本人の意思が大きなハードルになりそうだ。
パストーレが移籍に応じない場合には、大物(例えばエセキエル・ラベッシ)を売却して移籍金を用意する必要が出てくる。パリSGは「ファイナンシャル・フェアプレー」の規程違反に対するUEFAからの処分で、人件費の削減と移籍収支の均衡を義務づけられており、これまでのように無制限に移籍市場に投資することは不可能になっている。
【ウディネーゼ】デル・ネーリとの交渉は破談。マラン、ストラマッチョーニが次期監督候補に
次期監督候補としてルイジ・デル・ネーリと交渉していたウディネーゼだが、細部の詰めに入ったところで意見にズレが生じ、交渉は破談に終わる可能性が高くなった。
デル・ネーリに代わる候補として名前が挙がっているのは、ロランド・マラン(カターニャ元監督)とアンドレア・ストラマッチョーニ(インテル前監督)。さらにラツィオ監督を続投しない可能性が高いエドアルド・レーヤもリストに名を連ねている。
【翻訳】
片野道郎
翻訳者からのごあいさつ
イタリアのスポーツ専門局『SkySport』を舞台に活躍するジャンルカ・ディ・マルツィオは、移籍専門記者という新たなジャンルを独力で切り開いた草分けにして、他をまったく寄せ付けないトップランナーです。
イタリア国内ではすでに数年前から超メジャーな存在でしたが、2013年1月にジョゼップ・グアルディオラ監督のバイエルン入りという大スクープをものにして、一躍ヨーロッパ中でその名を知られるようになりました。その後も、ウィリアン(当時シャフタール・ドネツク)がトッテナムからチェルシーに寝返った顛末など、イタリアにいながらワールドワイドな移籍情報をいくつもスクープしています。
セリエAから下部リーグまで各クラブの会長やスポーツディレクターはもちろん、代理人からスカウトまで膨大な関係者と緊密なネットワークを持ち(iPhoneのアドレス帳には3000人以上のコンタクトが入っています)、他の記者には絶対入手できないディープな情報をキャッチ。素晴らしいのは、しっかり裏が取れるまでは決して情報を出さないところです。
ご存じの通り、世界中を飛び交っている移籍関連ニュースの大半は、誰かの願望や思惑に基づくただの噂でありそれ以上ではありませんが、ディ・マルツィオが発信するニュースは、すべて彼自身のプライドがかかったガチネタであり、ハズレはほぼ皆無と言っても過言ではありません。移籍ネタに関しては、どんなにありそうな話でもディ・マルツィオが書くまでは嘘か本当かわからない、どんなにあり得ない話でもディ・マルツィオが書いたら本当、というのが、もはやこの業界の常識になっているくらいです。
ツイッターのフォロワーは全世界で約30万人。日本では13年7月から『ワールドサッカーダイジェスト』誌に連載コラムを寄稿しています。先月、この連載を休載した時には、日本のフォロワーからいくつも問い合わせのリプライが飛んで来たほどの人気です。
そんなディ・マルツィオのオフィシャルサイト『gianlucadimarzio.com』から、移籍関連を中心とする最新ニュースを毎日厳選してお伝えするのがこのコーナー。サプライズはあっても「ガセ」はありませんから、安心してお読みください。(片野道郎)