【セルジオ越後の天国と地獄】アジアカップ優勝の「なでしこ」に若手の台頭を期待

カテゴリ:特集

週刊サッカーダイジェスト編集部

2014年05月29日

選手たちに実戦経験を積ませたいのなら、前座試合をすればいい。

早くも「J1の2軍」という起爆剤が求められているJ3の運営は危ぶまれているのかな? (C) SOCCER DIGEST

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 先日、J1クラブで出場機会に恵まれていない選手たちで構成される”2軍”チームが、来季からJ3に参加する案が検討されているというニュースがあった。
 
 でもこれって、ほとんどサテライトリーグだよね。サテライトリーグは、たしか日程調整の難しさや各クラブが資金的に苦しくて廃止されたはずなのに、なぜ似たようなリーグを復活させようとしているのか。
 
 様々な問題がクリアされたのかな。違うよね。となると、Jリーグがスポンサーの獲得を目当てにアクションを起こそうとしているのかと邪推したくもなるよ。
 だいたい、出場機会に恵まれない選手に実戦経験を積ませたいなら、J1と同じスケジュールで、2軍による前座試合をすればいいだけのこと。どうして、J3に参加しなければいけないのか。そこが”怪しい”んだ。また、2軍に振り分けられるような選手は所詮J1レベルではないんだから、それならJ2に移籍すればいい。そこから這い上がってくるのが普通だよ。チーム数が増えると、なにか良いことでもあるのかな。
 
 もし仮に、このアイデアが実現されたとなると、U―22選抜はどうなるの? これまで呼ばれていた選手たちは当然、自チームの〝2軍〞でも必要となるから、U―22選抜の存在自体が危ぶまれるよ。
 
 J3が発足してまだ1年も経っていないのに、2軍という起爆剤が求められている状況を考えると、もしかしたらJ3の運営は危ぶまれているのかもね。
 
 もし、今度のワールドカップで日本が3戦全敗ともなれば、国内のサッカー熱も急速に冷めてJ1も危なくなるかもしれない。J3どころではなくなるよ。日本代表もそんな重荷を背負わされることになったら気の毒だよね。
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