ここでチームの中核を成したメンバーはポルトガルの黄金世代として注目を浴び、間もなく活躍の場をA代表に移す。フィーゴは91年10月16日のルクセンブルク戦で、初のキャップを刻んだ。
A代表として最初の大舞台はイングランドで開催された1996年のEURO(欧州選手権)。ポルトガルは久々の国際舞台、しかも魅惑のチームを形成しての出場ということで大きな注目を集めたが、その期待に応えて若きタレント集団が躍動し、グループステージを首位通過。フィーゴは最終クロアチア戦で先制ゴールを決めた。
チェコとの準々決勝では若さを露呈して敗退するも、ポジティブな印象を残したポルトガル。その後、EUROでは2000年大会で準決勝進出、自国開催の2004年では決勝まで駒を進めるなど好成績を残したが、00年はフランスに終了間際に決勝点を与え、04年は開幕戦に続いてギリシャに敗れてタイトルを取り逃がすという悔しさと苦々しさが残った。
ただフィーゴ自身は、00年大会ではイングランド戦でミドルシュートを決めた他、準々決勝トルコ戦では2アシストで勝利に貢献し、04年大会でもその突破力だけでなく、精神的支柱としても黒星発進のチームを鼓舞して牽引し続けるなど、自身の役割を十分に果たした。
初のワールドカップは2002日韓大会。ポルトガルにとって16年ぶりの出場であり、フィーゴにとっては3度目の正直で掴んだ世界の切符だったが、プレッシャーに負けたスター集団はアメリカ、韓国に敗れて無残なグループステージ敗退に終わった。
EURO2004終了時点で一度は代表引退を表明するも、06年ドイツW杯予選で復帰し、本大会ではグループステージ初戦(アンゴラ戦)から準決勝フランス戦まで全ての試合でスタメン入り。ドイツとの3位決定戦でも後半途中からピッチに立ち、4位の好成績で自身最後の国際大会を終えた。
ポルトガル代表としての成績は127試合出場・34得点。キャップ数は、2016年6月にクリスチアーノ・ロナウドに抜かれるまでは、歴代最多を誇っていた。また得点数も、現時点でC・ロナウド、ペドロ・パウレタ、エウゼビオに次いでの4位である。
こうして、代表でのキャリアは06年で終了したフィーゴだが、クラブでは引き続きタイトル獲得に貢献することとなる。
05年、ヴァンデルレイ・ルシェンブルゴ監督との確執もあってマドリーを退団した彼は、インテルに加入。06-07シーズン以降、ユベントス(セリエB降格)やミラン(勝点剥奪)らライバルが八百長事件のペナルティーを受けたことで、チームは無敵の状態でセリエAを制覇し続けていった。
フィーゴ自身は、限界説も囁かれていたが、新たな環境でその経験と突破力は十分に通用し、主力として国内外で健在ぶりをアピール。05-06シーズンは3位に終わっていたものの、後の裁定で繰り上げ優勝となり、彼は在籍4シーズン全てをリーグ優勝で飾った。
最終シーズンは、母国の名将ジョゼ・モウリーニョ監督の下でプレーして、ユニホームを脱いだフィーゴ。引退後もミラノに残り、インテルのフロントの一員としてクラブを支えた。
2015年、FIFA会長選に出馬するというニュースが世界に流れて脚光を浴びたものの、最終的には断念。レーシングチーム(A1)運営への参画や、大使活動など多彩な活動を行なっているフィーゴだが、サッカー界でもレジェンドとして、今なお絶大な影響力を誇っている。
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