ハンブルク対レバークーゼンでは、試合前にハンブルクのサポーターが選手を脅迫する横断幕を掲出し、１-２でハンブルクが敗れるとピッチへの侵入を試みるなど、終始、不穏な雰囲気が漂う試合となった。
 
　酒井高徳は右WBとして先発フル出場を果たした一方で、伊藤達哉はメンバー外。酒井に対しては、『ビルト』からはチーム最低タイとなる６点が付き、『キッカー』も同じくチーム最低タイの５点だった。
 
　地元紙『ハンブルガー・モルゲンポスト』はチーム単独最低点の６点で、「キャプテンにとっては最低の１日になった。１対１は壊滅的で、あまりにも多くのボールを失った。何もなかった」と酷評した。
 
　さらに、『ハンブルガー・アーベントブラット』は「自身のパスミスからボールを奪い返す“達人”だった。そして彼がボールを持つと、ゴールの後ろ側にクロスを送るか、さもなければ、またボールを失った」と厳しく記している。
 
　ヘルタ・ベルリン戦（２-０で勝利）で久々に先発を外れたマインツの武藤嘉紀は、68分から途中出場を果たし、スルーパスから決定機を演出したが、結果には絡まなかった。
 
『ビルト』は及第点の３点。『キッカー』は出場時間が短かったため、採点は付かなかった。地元紙『アルゲマイネ・ツァイトゥング』は、「いつも通りに前線で違いを作り出したが、大きなチャンスを生み出すことはできなかった」と綴っている。
 
　最後に２部リーグでは、グロイター・フュルト戦（１-１）に60分から途中出場したデュッセルドルフの宇佐美貴史が、自身の３点目をマークした。
 
『ビルト』はチーム最高タイとなる２点を付け、『キッカー』も２点で、こちらはチーム単独最高点となった。地元紙『ライニッシェ・ポスト』も、チーム最高タイの２点と軒並み高評価となった。
 
　なお、原口元気は脳震盪の影響で、今回もメンバー入りしなかった。