• トップ
  • ニュース一覧
  • 【現地発】オーバメヤンとムヒタリアンが堂々デビュー! 華麗なるアーセナルは本当に蘇るのか?

【現地発】オーバメヤンとムヒタリアンが堂々デビュー! 華麗なるアーセナルは本当に蘇るのか?

カテゴリ:ワールド

山中忍

2018年02月06日

オーバメヤンの活躍がクラブ再興の光明に。

鮮やかなループシュートを決めた快速FWオーバメヤン。そのプレーはかつて同じ背番号「14」を背負ったクラブのレジェンドであるアンリを思い起こさせた。 (C) Getty Images

画像を見る

 アーセナルの弱点は、いまだ改善されない守備にある。この日も4点差をつけていた64分に、単純なクロスから一矢を報いられていた。ところが、実質的な守備面の補強は、今冬に行なわれることはなかった。
 
 一方、チームの屋台骨であるはずの攻撃は、26節終了時点でプレミアリーグでの得点数はリーグ3位ではあるものの、消極的姿勢が指摘されてきたジョゼ・モウリーニョのマンチェスター・ユナイテッドと並ぶ「51」。失点数は、マンチェスター・Uの2倍近い「35」のアーセナルが、6位からトップ4へ浮上するためには、新たな得点源によるゴールが不可欠なのは言わずもがな、である。
 
 もし、オーバメヤンの調子に陰りが見えれば、その途端、今シーズン開幕前にクラブ最高額で獲得しながら目に見える結果を残せていないアレクサンドル・ラカゼットの二の舞という、不安と批判の声が上がる事態も想像に難くない。
 
 デビュー戦でのパフォーマンスを見る限り、オーバメヤンは敵の守備網を間延びさせる動きにしても、ゴール前での絶対的な自信にしても、現状ではラカゼットをベンチに留めて1トップを張る資格と実力の持ち主と見える。
 
 加えて、実績のあるムヒタリアンとのコンビはもちろん、2月1日に3年半の契約延長を締結し、今一度クラブの核を担うはずのエジルとの間で確認された連携の良さは、今後への吉兆とも理解できる。
 
 ヴェンゲルのアーセナルが「The Invincibles(無敵のチーム)」と称された時代を想起させる“ビンテージ風”の見事な勝利を披露した一戦で、28歳の新ストライカーの活躍は、チームの未来に一筋の希望の光を灯し、ファンを安堵させたに違いない。
 
文●山中忍
 
【著者プロフィール】
やまなか・しのぶ/1966年生まれ、青山学院大学卒。94年渡欧。イングランドのサッカー文化に魅せられ、ライター&通訳・翻訳家として、プレミアリーグとイングランド代表から下部リーグとユースまで、本場のサッカーシーンを追う。西ロンドン在住で、ファンでもあるチェルシーの事情に明るい。
【関連記事】
オーバメヤンに満足のヴェンゲル監督「ずっと前から一緒だったみたい」「リーズナブルだった」
オーバメヤンがアーセナル移籍の理由を告白「僕は狂ったガキ」「本当は昨夏に出たかった」
2018年冬版「推定市場価格ワールドランキング」トップ100! 日本人選手は食い込めたか?
“疑惑のPK”にリバプール地元紙は怒り心頭「まさに悪夢」「副審はルール知らず」
プレミア通算100ゴールを達成!トッテナムの主砲ケインが歴代2位の速さで大台に

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト なでしこJに続け!
    4月10日発売
    U-23日本代表
    パリ五輪最終予選
    展望&ガイド
    熾烈なバトルを総力特集
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト ガンナーズを一大特集!
    5月2日発売
    プレミア制覇なるか!?
    進化の最終フェーズへ
    アーセナル
    最強化計画
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ