”ポスト遠藤保仁”となれるか?カップ戦を制したG大阪ユース・岩本翔が持つ可能性

カテゴリ:高校・ユース・その他

塚越 始

2017年12月25日

「プレーする姿はずっと観てきた」というレジェンドとの共演が直近の目標だ。

仲間と優勝を喜ぶ岩本。最上級生となる来季は今年以上のプレーが求められる。写真:塚越始

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 岩本の当面の目標は、遠藤と同じピッチに立つこと。「スタジアムでプレーする姿はずっと観てきましたが、まだ話したこともありません」と、まずは一緒に練習したいと望む。
 
 こんな光景を目にした。
 
 観戦に訪れていた長野の小学生からサインを求められると、「U-23でプレーしているので、用意はしているんです」と岩本は喜んで応じていた。
 
 すでにG大阪U-23でJリーグデビューを果たしている。2017年シーズンは11試合(411分)・1得点。試合出場数は高校生ながら、チームで19番目の多さだった。
 
 次なる目標――。遠藤保仁とまず一緒に練習する。幼き日の夢の舞台は、もう実現可能なところにある。
 
「どんどんボールを受けにいって、どんどんボールに触れて、攻撃に参加して、自分が試合を決められるような存在になっていきたいです」
 
 岩本はそう意気込む。
 
 今年はU-16 、U-17日本代表に選ばれ、視野を広げた。高校3年になる2018年、どのようにステップアップしていくのか楽しみだ。期待を力に変えてしまう、プロフェッショナルの資質は備えている。今大会の活躍ぶりを見れば、練習どころかレヴィー・クルピ監督のもと、トップチームの公式戦で遠藤と揃ってピッチに立つ日も、そう遠くない気がした。
 
取材・文:塚越 始(スポーツライター)
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