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クラシコを前にパウリーニョが半生を回想。中国行きへの揶揄には「でも僕は今、ここにいる」

カテゴリ:ワールド

サッカーダイジェストWeb編集部

2017年12月22日

「それがサッカーだ。浮き沈みは激しかった」

広州恒大時代はACL、クラブワールドカップで決定的なプレーを立て続けに披露。人々が揶揄し、嘲笑した中国行きは結果的に、彼のキャリアをより輝かしいものとすることに繋がった。写真は2015年のクラブW杯・準決勝バルサ戦。 (C) Getty Images

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 広州恒大では2度のリーグ優勝やAFCチャンピオンズリーグ(ACL)制覇など、6つのタイトルを獲得。ブラジル代表にも復帰した。そして昨夏、ネイマールを失ったバルセロナから声がかかる。
 
 パウリーニョは「契約は3、4年残っていたし、気持ちはハッキリしていた。バルセロナに行くか、広州恒大に残るかのどちらかだ。それ以外はない」と、選択肢は2つだけだったと明かす。
 
「ACLの決勝トーナメントで戦っていた最中だったし、スコラーリ監督は残留を望んだ。でも、またとない機会だとも分かってくれていたんだ。僕は29歳で、オファーをくれたのはバルセロナ。監督には『バルセロナですよ。他のどのクラブでもない、バルセロナだ』と言い続けた」
 
 広州恒大の“抵抗”に遭ったバルセロナは、契約解除金を支払うことでパウリーニョを獲得した。これに対し、ネイマールを失い、攻撃の軸となる新たなビッグネームを望んでいたサポーターからは、不満の声が絶えなかった。
 
 だが、蓋を開けてみれば、パウリーニョはリオネル・メッシ、ルイス・スアレスに続くチーム3位の6ゴールをマーク。今シーズン最大の掘り出し物と称賛されている。
 
 本人も「良いプレーで貢献できて嬉しい。これほどうまくいくとは思っていなかった」と、自身の活躍に驚きを示すが、決して批判に反論するためにサッカーをしているのではないとも強調した。
 
「よく、評論家を黙らせた、とかいわれるけど、そうじゃない。僕は誰にも、自分を証明する必要がないんだ。評論家のためではなく、チームメイトのためにプレーしているんだよ。もう3、4年も(批判に)耳を傾けていない」
 
 最後にパウリーニョは、「中国に移籍してキャリアが終わったといわれたけど、6つのトロフィーを手に入れて、1年でブラジル代表に復帰した。そして今は、ここにいる」と胸を張った。
 
「それがサッカーだ。浮き沈みは激しかった。誰からもチャンスは貰っていない。でも僕は今、ここにいる」
 
 半年前に中国でプレーしていたパウリーニョは、23日(現地時間)のリーガ・エスパニョーラ第17節で世界最高峰のビッグマッチ、レアル・マドリーとのクラシコに臨む。
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