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【中国戦|戦評】存在感を示した川又と小林。ロシアW杯のメンバー入りにより近づいたのは?

カテゴリ:日本代表

白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

2017年12月13日

CFで求められているのはなによりゴール。その点では…

結果が求められていた中国戦で見事なゴール。これで小林はロシア・ワールドカップのメンバー入りへの希望が膨らむはずだ。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

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 ただ、川又が使えるといっても、それは現時点だとアジアレベルでということになる。アジアカップを戦うならまだしも、6月に控えているのはワールドカップなのだ。
 
 それに今回は途中離脱した杉本健勇の存在も気になる。おそらく杉本に怪我がなく、今大会に参戦できていたら、CFのファーストチョイスは杉本だった。川又はその杉本の離脱を受けて追加招集された選手だったのだ。
 
 ゴールに絡んでいるが、ゴールを決めているわけではないという点で評価は難しいところだ。前線で基準点になれる仕事なら、大迫勇也がアジアレベルではすでに素晴らしいものを見せてくれている。要するに、その大迫を脅かし、CFの序列で杉本の上に行くためにはなによりゴールが必要なのだ。
 
 その点、むしろ期待できるのは小林か。今季のJリーグでMVPと得点王をダブル受賞し、CFで起用された中国戦で見事なローリングショットから先制弾と、明らかに“流れ”は来ている。1か月ほど前は浦和の興梠慎三とC大阪の杉本がJリーグの得点ランキングで激しくトップを争っていたが、終わってみれば小林がその座を奪っている。

 ワールドカップ本大会まで残り半年というタイミングで調子を上げてきたのは何かの運命か。大迫と川又がややタイプがかぶる一方で、小林は大迫とも杉本ともタイプが異なる点で、戦力的な価値は川又より高い印象もある。

 もちろん、小林についてもアジアレベルで活躍できているだけ、というエクスキューズはあるだろう。また、中国戦でゴールを決めることができたのも川又のサポートがあったからという見方もできる。

 とはいえ、ゴールという目に見える結果を出したのは紛れもなく小林のほうだ。それに最近の勢いも無視できない。川又、杉本以上にワールドカップのメンバー入りの可能性を膨らませているのは小林ではないかと思うのは、果たして私だけだろうか。
 
文●白鳥和洋(サッカーダイジェスト編集部)
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