定位置を奪っては奪い返され…。
翌15-16シーズン、サントンは開幕から右SBの定位置を確保。前半戦に1-0の勝利を重ね、首位争いを演じていたチームで小さくない存在感を発揮していたものの、怪我もあり先発の座をダニーロ・ダンブロージオに奪われると、後半戦はほとんど出番を与えられなかった。
対照的に、シーズン序盤はバックアッパーに甘んじていた長友は、アレックス・テレスから左SBのポジションを奪い、後半戦はコンスタントに出場した。
16-17シーズンも、両者にとって、まるで前年のリプレイかのような一年となった。序盤戦は左、あるいは右SBとしてフランク・デブール監督から重用されていたサントンは、このオランダ人指揮官の解任とともに、控えに降格。11月以降は、4試合しかピッチに立てなかった。
一方の長友は、シーズンの大半をベンチで過ごしたものの、左SBのレギュラー格だったクリスティアン・アンサルディが故障したこともあり、終盤にようやくポジションを奪取したのだった。
在籍8年目の長友と、通算7年目(ユース時代は除く)のサントン。しのぎを削ってきた両者が、再び左SBの定位置を争う構図となった。
フィジカルと高さで上回るサントンに対し、長友はアジリティーに優れ、スピードのある敵ウイングへのディフェンスに関しては一日の長がある。攻撃面では、縦への推進力では前者、クロスの精度では後者に軍配が上がる。
いずれにせよ一長一短で、ルチアーノ・スパレッティ監督は、対戦相手によってふたりを使い分けていくことになりそうだ。もちろん、イタリアの水に慣れず、ここまでは期待外れに終わっているダウベルトの巻き返しもあるかもしれない。
とにもかくにも、長友とサントンのポジション争いが、好調インテルのプラス要素となるのは、間違いないだろう。
対照的に、シーズン序盤はバックアッパーに甘んじていた長友は、アレックス・テレスから左SBのポジションを奪い、後半戦はコンスタントに出場した。
16-17シーズンも、両者にとって、まるで前年のリプレイかのような一年となった。序盤戦は左、あるいは右SBとしてフランク・デブール監督から重用されていたサントンは、このオランダ人指揮官の解任とともに、控えに降格。11月以降は、4試合しかピッチに立てなかった。
一方の長友は、シーズンの大半をベンチで過ごしたものの、左SBのレギュラー格だったクリスティアン・アンサルディが故障したこともあり、終盤にようやくポジションを奪取したのだった。
在籍8年目の長友と、通算7年目(ユース時代は除く)のサントン。しのぎを削ってきた両者が、再び左SBの定位置を争う構図となった。
フィジカルと高さで上回るサントンに対し、長友はアジリティーに優れ、スピードのある敵ウイングへのディフェンスに関しては一日の長がある。攻撃面では、縦への推進力では前者、クロスの精度では後者に軍配が上がる。
いずれにせよ一長一短で、ルチアーノ・スパレッティ監督は、対戦相手によってふたりを使い分けていくことになりそうだ。もちろん、イタリアの水に慣れず、ここまでは期待外れに終わっているダウベルトの巻き返しもあるかもしれない。
とにもかくにも、長友とサントンのポジション争いが、好調インテルのプラス要素となるのは、間違いないだろう。