代表格はモンスター級のフィジカルを誇る世界トップレベルのCB。

CBのクリバリ(左)はセネガル代表入りした後に、フランス代表のデシャン監督が悔しがったほどの実力者。エースのマネとともに3トップを形成するCFソウ(中央)と左ウイングのケイタ(右)は、それぞれ得点力と突破力を持ち味とする。(C) Getty Images
来夏に控えるロシア・ワールドカップで、ポーランド、コロンビアとともに日本代表と同じグループに入ったのがセネガル代表だ。
W杯の舞台に立つのは大旋風を巻き起こした2002年の日韓大会以来となるが、今回出場するアフリカ5か国の中ではタレントの粒が一番揃っており、ダークホース候補のひとつに挙げられる。
その陣容の中で、日本がもっとも注意を払うべきは、右ウイングのサディオ・マネだろう。イングランドの名門リバプールで主力を張る25歳は、爆発的なスピードを持ち、その突破力は世界トップクラスと言っていい。
また、3MFの中核を担うイドリッサ・ゲイエとシェイク・クヤテも、マネ同様にプレミアリーグで評価される実力者だ。
エバートン所属のゲイエはアンカーを主戦場とし、中盤のフィルター役として狂ったようにボールを刈りまくる。一方、ウェストハムでプレーするクヤテは攻守にダイナミックな大型MF。キャプテンとしてチームのまとめ役も務める。
セネガル代表の大きな特徴は、この3選手とともにチームを支える主力級に欧州出身者が何人もいることだ。
そのほとんどが旧宗主国であるフランスで生まれ育った選手で、このサッカー大国の年代別代表歴を持つ者が少なくない。つまりフランス人選手としてキャリアを積み、A代表は自身のルーツであるセネガルを選んだ選手たちだ。
その代表格と言える存在が、CBのカリドゥ・クリバリである。195cm・89㎏の巨躯を誇り、強靭なフィジカルはまさにモンスター級。そのうえ足下の技術も持ち合わせる完成度の高いDFだ。
フランスU-20代表歴を持つものの、プロデビューを飾ったメスではパッとせず、その後移籍したベルギーのヘンクで飛躍のきっかを掴み、14年夏に引き抜かれたナポリで才能を全開させた。この1~2年は毎年のようにメガクラブへの移籍が囁かれ、来夏のW杯出場が見込まれるCBの中でもトップレベルの実力の持ち主と言える。
CFのムサ・ソウもフランス産の注目タレントだ。来年1月で32歳になるベテランで、最盛期は過ぎた感があるものの、リール時代の11-12シーズンには、現A・マドリーのフランス代表ケビン・ガメイロ(当時ロリアン)を抑えてリーグ・アン(フランス1部)得点王に輝いた実績を持つ。また人望があり、現代表ではリーダー的存在だ。
両SBのレギュラー候補2人も、やはりフランス出身である。右SBのラミーヌ・ガサマは欧州屈指の育成の名門、リヨンで育てられた28歳。エネルギッシュにライン際を上下動する攻守兼備の好タレントだ。
一方、左SBのユースフ・サバリはパリSGの育成センター出身。U-17、U-18、U-19、U-20と、各年代のフランス代表に名を連ねてきたエリートで、現在は古豪ボルドーに籍を置く。
セネガル代表に転向したのは最近で、この11月にデビューしたばかり。本職は右SBながら、11月の2試合ではいずれも手薄な左SBでスタメン起用された。
W杯の舞台に立つのは大旋風を巻き起こした2002年の日韓大会以来となるが、今回出場するアフリカ5か国の中ではタレントの粒が一番揃っており、ダークホース候補のひとつに挙げられる。
その陣容の中で、日本がもっとも注意を払うべきは、右ウイングのサディオ・マネだろう。イングランドの名門リバプールで主力を張る25歳は、爆発的なスピードを持ち、その突破力は世界トップクラスと言っていい。
また、3MFの中核を担うイドリッサ・ゲイエとシェイク・クヤテも、マネ同様にプレミアリーグで評価される実力者だ。
エバートン所属のゲイエはアンカーを主戦場とし、中盤のフィルター役として狂ったようにボールを刈りまくる。一方、ウェストハムでプレーするクヤテは攻守にダイナミックな大型MF。キャプテンとしてチームのまとめ役も務める。
セネガル代表の大きな特徴は、この3選手とともにチームを支える主力級に欧州出身者が何人もいることだ。
そのほとんどが旧宗主国であるフランスで生まれ育った選手で、このサッカー大国の年代別代表歴を持つ者が少なくない。つまりフランス人選手としてキャリアを積み、A代表は自身のルーツであるセネガルを選んだ選手たちだ。
その代表格と言える存在が、CBのカリドゥ・クリバリである。195cm・89㎏の巨躯を誇り、強靭なフィジカルはまさにモンスター級。そのうえ足下の技術も持ち合わせる完成度の高いDFだ。
フランスU-20代表歴を持つものの、プロデビューを飾ったメスではパッとせず、その後移籍したベルギーのヘンクで飛躍のきっかを掴み、14年夏に引き抜かれたナポリで才能を全開させた。この1~2年は毎年のようにメガクラブへの移籍が囁かれ、来夏のW杯出場が見込まれるCBの中でもトップレベルの実力の持ち主と言える。
CFのムサ・ソウもフランス産の注目タレントだ。来年1月で32歳になるベテランで、最盛期は過ぎた感があるものの、リール時代の11-12シーズンには、現A・マドリーのフランス代表ケビン・ガメイロ(当時ロリアン)を抑えてリーグ・アン(フランス1部)得点王に輝いた実績を持つ。また人望があり、現代表ではリーダー的存在だ。
両SBのレギュラー候補2人も、やはりフランス出身である。右SBのラミーヌ・ガサマは欧州屈指の育成の名門、リヨンで育てられた28歳。エネルギッシュにライン際を上下動する攻守兼備の好タレントだ。
一方、左SBのユースフ・サバリはパリSGの育成センター出身。U-17、U-18、U-19、U-20と、各年代のフランス代表に名を連ねてきたエリートで、現在は古豪ボルドーに籍を置く。
セネガル代表に転向したのは最近で、この11月にデビューしたばかり。本職は右SBながら、11月の2試合ではいずれも手薄な左SBでスタメン起用された。