乾貴士がスペインでの成長を語る。そしてリーガ88年の歴史で初の日本人対決へ

カテゴリ:ワールド

サッカーダイジェストWeb編集部

2017年12月09日

ターニングポイントは代表戦後のベティス戦。

11月の欧州遠征で日本代表の10番を背負った乾は、「世界のトップとの差を改めて痛感させられた」と振り返る。(C)REUTERS/AFLO

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 11月に日本代表は、南米とヨーロッパを代表する強豪国、ブラジルとベルギーと対戦。この強化試合でも乾はメンバーに招集され、背番号10をつけた。

 普段から世界最高峰のリーガで戦う乾にとっても、ブラジル戦で対峙したマルセロらに対しては、“いつも通り”レベルの差を感じる結果となった。

「とくにいつもと違いはなく、やっぱり巧かったですし、レベルがひとつもふたつも上だなと、改めて思い知らされました。つなぎの部分や、一つひとつのプレーの質、プレッシャーの速さ、いろいろなところで差を感じましたね」
 
 ベルギー戦はブラジル戦よりも、前からプレッシャーをかけて日本らしい戦いができたものの、それでもいまの日本代表が世界のどのレべルにいるのかを痛感させられたという。

「日本はミスが多く、ボールを奪った直後のパスでいいつなぎができない。そのあたりの技術が低いと、世界的な強豪国には勝てないと思います」
 
 ワールドカップ出場に向けては、「(日本代表の)左サイドにはとくにいい選手がたくさんいるので、選ばれるかどうかはわからない。とにかくいまはエイバルで必死にプレーすることしか考えていません」と語る乾。

 目の前の試合に集中する――。乾のその姿勢が上昇のきっかけとなったのか、11月の代表戦を終え、チームに再合流した直後のベティス戦(12節)、エイバルは5-0で快勝。今シーズンのリーガ3勝目を挙げた。
 
「自分は代表から帰ってからの合流でしたけど、みんな本当に危機感を持ってやっていました。そういう雰囲気はすぐに感じましたし、すごくいい雰囲気で練習にも臨めていたと思います。ベティス戦はやっとエイバルらしさが出た試合でしたし、攻守において良いサッカーができたと思います」
 
 今シーズンでは最高の内容となったベティス戦、乾自身も3ゴールに絡む活躍を見せて勝利に大きく貢献。約2か月ぶりの勝利にチームの雰囲気も上向いた。

「(雰囲気は)やっぱりよかったですね。久しぶりに勝って、みんな気持ちよく試合後もワーワーしてました」
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