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北朝鮮代表の切り札は海外組?その背景には「平壌国際サッカー学校」と「海外進出ルート」の存在が

カテゴリ:日本代表

ピッチコミュニケーションズ

2017年12月08日

北朝鮮にはエリート選手を育成する環境が整いつつある。

ハン・グァンソンは北朝鮮の出世頭。彼も「平壌国際サッカー学校」 の出身だ。(C)Getty Images

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 ただ、ハン・グァンソンのイタリア進出は、こうしたケースに当てはまらない。北朝鮮が2013年に開校した「平壌国際サッカー学校」の1期生として、欧州留学を経てプロ契約を結んだからだ。
 
 李理事長によると、同校はバルセロナの「フンダシオン・マルセット」とペルージャの「インターナショナル・サッカー・マネジメント(ISM)」と提携し、毎年、有望選手を派遣している。その第一号が、ハン・グァンソンだった。欧州と平壌を行き来する留学生活の中で実力をアピールし、セリエAのフィオレンティーナやプレミアリーグのリバプールからプロ契約を打診されていたらしい。
 
「平壌国際サッカー学校は、まだ設立から日が浅く、卒業生のほとんどは20歳前後ですが、今後はますます海外でプレーする選手が増えていく見込みです。これからは彼らが代表の主力になっていくでしょう。実際、すでにU-23代表には、平壌国際サッカー学校出身の選手たちが数多く選出されています」
 
 つまり、北朝鮮にはエリート選手を育成する環境が整いつつあるというわけだ。ちなみにハン・グァンソンは、スマートフォンを使って自身のInstagramに友人やチームメイトと交流している写真をアップしていたが、早期からの海外留学があったからこそ、いち早く欧州の環境にも適応できたのかもしれない。
 
 北朝鮮代表の海外組で、E-1選手権に招集されたのは、チョン・イルグァンと在日Jリーガー3人(金聖基/町田ゼルビア、安柄俊/ロアッソ熊本、李栄直/カマタマーレ讃岐)。ハン・グァンソンとパク・クァンリョンは来日しないが、いずれにしても、海外組がキーマンとなることは間違いないだろう。ハリルジャパンが彼らをどのように迎え撃つか、注目したい。

取材・文●李仁守(ピッチコミュニケーションズ)
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