ユニバでの共闘から5年…長澤和輝と谷口彰悟は再び「ロシア」で共演できるか?

カテゴリ:Jリーグ

竹中玲央奈

2017年11月30日

「同世代として置いていかれたという気持ちは強いです」(谷口彰悟)

 そして既知の通り、長澤は日本代表入りも成し得たわけだが、これに刺激を受けていたのが川崎の谷口彰悟だ。もともとは同世代の大学サッカー出身者のなかで先んじて日の丸を背負った“出世頭”であったが、2015年の東アジア選手権(現E-1選手権)を最後に、彼の名前が呼ばれることはなかった。
 
 その間に、同い年であり、2013年のユニバーシアード日本代表で、ともに戦った仲間である長澤が代表入りを果たして世界のトップと戦う姿を目にしたのである。
 
「(長澤)和輝はベルギー戦で戦うことができていたし、同世代として置いていかれたという気持ちは強いです」
 その時の悔しさをこう口にする。
 
 そんな谷口もこの程、2年ぶりに日本代表に招集された。
「だいぶ遠ざかっていたので、もう入っていないのかという思いも正直ありました。最後のチャンスだし、もうやるだけです」
 谷口にとっては勝負の大会になる。
 
「同じチームでやっていた仲間なので。この先にそういう形で一緒になれればうれしい」
 長澤は谷口の選出についてこう語り、最高峰の舞台でともに戦いたいという思いを口にした。彼は今回、クラブワールドカップに臨むために選外となったため、谷口とともにプレーすることはない。
 
 だからこそ、谷口には今回行なわれるE-1選手権でアピールをしてほしいという思いもある。その先に、ふたりが共演する未来が待っている。
 
 ちなみに、2013年に長澤と谷口がともに日本代表として戦ったユニバーシアードは、ロシアのカザン大会である。5年の時を越え、同じロシアで、日の丸を背負って戦うということになれば、話としては出来過ぎかもしれないが、だからこそ、大学時代から彼らを見続けている者にとっては、その共演に大きな期待を抱かざるを得ないのである。
 
取材・文●竹中玲央奈(フリーライター)
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