謎多き北朝鮮代表の現状は? 協会幹部の李康弘理事長を直撃!

カテゴリ:国際大会

ピッチコミュニケーションズ

2017年12月06日

ハン・グァンソンら海外組の参戦はクラブと交渉中。

 今後の代表チームの在り方をも左右する転機になると語る李理事長。そこには、北朝鮮代表が直面している課題も関係しているという。
 
「アンデルセン監督が就任して2年目になりますが、ロシア・ワールドカップの最終予選に進めなかったため、これまではアジアの上位国と対戦する機会がなかった。2010年南アフリカ・ワールドカップ出場を果たし、本来はチームがさらに成熟していかなければならないのに、戦うべきステージで戦えませんでした。

 そのため、ロシア行きを決めた日本や韓国などと争うこの大会は、新体制のチームがどのレベルにあるのかを点検する初めての機会になるんです。アンデルセン監督は、今大会で結果を残せなければ、自身の進退も問われるでしょう。この大会が“ラストチャンス”になると言っても過言ではありません」
 
 つまり、アンデルセン監督はこの大会に相当な覚悟を持って臨むということだ。すべての試合が気の抜けない戦いとなるが、大会の行方について、李理事長は悲観していない。
 
「成績こそ残せていませんが、他の3か国に引けを取らない実力は持っていると思いますよ。大口を叩けるほどではありませんが、東アジアのトップ4に入れる水準にはあるはずです。まだクラブと交渉中ですが、キーマンはハン・グァンソン、チョン・イルグァン(FCルツェルン/スイス)、パク・クァンリョン(SKNザンクトペルテン/オーストリア)の海外組3人。そこに金聖基(町田ゼルビア)、安柄俊(ロアッソ熊本)、李栄直(カマタマーレ讃岐)らJリーガーが絡んだ時、どのようなゲームメイクをするか楽しみです。

 もちろん、結果を求められていることには選手もプレッシャーに感じていますが、それは同時にモチベーションにもなっています。このチームが十分にワールドカップを目指せることを、今回の大会では示してもらいたいですね」
 
 果たして、アジアの“古豪”は復活の狼煙を上げられるだろうか。その実力の一端は、ハリルジャパンとの初戦で明らかになる。
 
取材・文●李仁守(ピッチコミュニケーションズ)
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