来季はプロの道へ。新たなステージで戦う準備は整った。
U-17ワールドカップの日本代表入りは「粗削りに過ぎる」という評価で逃したものの、代表に絡み始めて(そして落選してしまった)今季初頭よりもプレーの精度・迫力ともに増した印象はある。来季からはファジアーノ岡山で新たな挑戦を始めることも決まっており、プロとしての覚悟を求められていることが、その進化を促したのかもしれない。
無念の逆転負けに終わった準決勝についての感想からもそうした変化を感じさせるものだった。
「僕らは“自分たちのサッカー”にこだわり過ぎていた。もっと相手ありきだと思ったし、状況によってはつなぐだけじゃなくて(ロングボールを蹴って)もっと相手をひっくり返すプレーもあってよかった。時間帯によってのプレーもあったと思う」
当たり前と言えば当たり前の考え方だが、彼が来季戦うJ2という場所、主導権を握れない試合も多くなる岡山というチームの立ち位置を思えば、不可欠の発想だろう。神様からの贈り物と言うべき圧倒的な能力と磨いてきた技術、そして勝利に貢献する選手に不可欠な発想とメンタリティ。プロのステージでの飛躍に向けて、デューク・カルロスの準備は着実に進んでいるように見えた。
取材・文 川端暁彦(フリーライター)
無念の逆転負けに終わった準決勝についての感想からもそうした変化を感じさせるものだった。
「僕らは“自分たちのサッカー”にこだわり過ぎていた。もっと相手ありきだと思ったし、状況によってはつなぐだけじゃなくて(ロングボールを蹴って)もっと相手をひっくり返すプレーもあってよかった。時間帯によってのプレーもあったと思う」
当たり前と言えば当たり前の考え方だが、彼が来季戦うJ2という場所、主導権を握れない試合も多くなる岡山というチームの立ち位置を思えば、不可欠の発想だろう。神様からの贈り物と言うべき圧倒的な能力と磨いてきた技術、そして勝利に貢献する選手に不可欠な発想とメンタリティ。プロのステージでの飛躍に向けて、デューク・カルロスの準備は着実に進んでいるように見えた。
取材・文 川端暁彦(フリーライター)