一大転換期のガンバ大阪…少なからず謎がある「長谷川体制終焉の舞台裏」

カテゴリ:Jリーグ

サッカーダイジェスト編集部

2017年11月10日

「上積みをしてくれる指導者を選定したい」(梶居強化部長)

次期監督にはクルピ氏の就任が決定的。指導経験が豊富なブラジル人監督の下で、内容と結果を求める。(C)J.LEAGUE PHOTOS

画像を見る

 今季の成績に関しては、同情の余地もある。

 始動直後から望んでいた外国人アタッカーの獲得が夏にずれ込み、ようやく戦力として目処が立ち始めた堂安律も7月にオランダのフローニンヘンへとレンタル移籍。さらに、得点源のアデミウソンが低調なパフォーマンスに終始するなど誤算続きだったからだ。だが、ヴァンフォーレ甲府やサンフレッチェ広島など引いた相手を崩し切れないリアクション主体のサッカーが、その限界を見せていたのもまた事実だろう。
 
「これまで歴代の監督が植え付けてくれたものに、上積みをしてくれる指導者を選定したい」(梶居強化部長)
 
 タイトル奪回と同時に、かつての表看板だった攻撃サッカーを取り戻すべく、クラブは過去3度(1997年、2007年~11年、12年~13年)C大阪を指揮したブラジル人のレヴィー・クルピ氏を最有力候補としてリストアップ。
 
 個の特性を生かしたスタイル構築に長けるうえに、香川真司(ボルシア・ドルトムント)や乾貴士(エイバル)らを育て上げた指揮官の招聘は、梶居強化部長が求める理想像と重なる。ブラジル国内はもちろん、10年にC大阪を3位に導くなどJリーグでも実績を残しているのも魅力的だろう。
 
 指揮官との交渉は順調に進み、基本合意に達した模様。2年連続の無冠に終わった浪速の雄は「魅せながら、勝つ」という難解なミッションに、来季以降取り組んで行くことになる。
 
 
構成●サッカーダイジェスト編集部
 
【関連記事】
【G大阪】ガンバ最強助っ人はいったい誰? 遠藤保仁の回答が超意外だった
【G大阪】伝説トリオが伝承する「ガンバイズム」ってなんだろう!?
少年・稲本潤一はどんな理由で「ガンバ大阪」の門を叩いたのか
宇佐美がG大阪を退任する長谷川監督に伝えたいこと。「どんな形でも、もう一度…」
ガンバスカウトに訊く「東福岡のナンバー10、福田湧矢のどこに惹かれた?」

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト なでしこJに続け!
    4月10日発売
    U-23日本代表
    パリ五輪最終予選
    展望&ガイド
    熾烈なバトルを総力特集
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 世界各国の超逸材を紹介!
    4月18日発売
    母国をさらなる高みに導く
    「新・黄金世代」大研究
    列強国も中小国も
    世界の才能を徹底網羅!!
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ