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【U-17W杯】爪痕を残した"古都のクリロナ"。上月壮一郎がラウンド16で見せた魂のビッグプレー

カテゴリ:日本代表

川端暁彦

2017年10月18日

誰よりも努力をするポテンシャルモンスターは必ず大舞台に帰ってくる!

イングランドを相手に堂々たるプレーを見せた上月壮一郎(14番)。この悔しさを次に生かすしかない。(C)Getty Images

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 もちろん、試合後に「決め切れなかった」という言葉を繰り返し残したように、前半に絶好機も訪れるなかでゴールネットを割れなかったのは大きな課題として残った。「大会を通して1点も決められなかった」のも、ひとつの現実である。ただ、悔しさはあっても、悔いはなかったようだ。
 
「いままで切磋琢磨してきて、みんなで今日は後悔をしない試合ができた。誰も後悔しない。本当にいいチームだったと思います」 
 
 今年、ある合宿で森山監督が「このなかで『絶対に誰よりも努力している』と言えるやつはいるか?」と問いかけた時、スッとひたり真っ先に挙手したのが上月だったという。昨年12月に南米遠征で世界レベルとのフィジカル面の差を痛感し、独自のメニューを組んで取り組みながら備えてきたワールドカップだったが、まだ何かが足りないことを突き付けられる舞台ともなった。
 
“古都のクリロナ”とでも評すべきドリブルの力強さとしなやかさ、抜群のシュート力を持つポテンシャルの塊のような選手である。無謀な位置でのドリブルで無駄にボールを失うことがあるなど、判断力の部分でもまだまだ課題はあるのだが、潜在能力は今回のメンバーのなかでも指折りだろう。何より、自分で自分の課題を見付けて、次の試合や練習に活かしていく特別な向上心が上月にはある。
 
 誰よりも努力するポテンシャルモンスターは、きっとまた日の丸を付ける舞台に戻って来る。そして、この日の悔しさを糧にした成長の跡を見せてくれるに違いない。
 
 取材・文:川端暁彦(フリーライター)
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