FKはそもそもゴールを狙える好位置で奪えていない。
FKの場合はそもそもキッカー以前の問題として、直接ゴールを狙える位置でのFKの少なさがある。ニュージーランド戦の試合前にハリルホジッチ監督は、「相手のペナルティーエリア付近でFKを獲得しようと強調した」という。しかし、日本は14本の直接FKを得たものの、ゴールを狙えるような位置でのそれはゼロだった。
「我々は直接FKを得るような場面が作れていない。良いポジションでファウルを貰えていないんだ。ここ最近の20試合ぐらいでウチは、相手のペナルティーエリア付近でのFKが全くない。それは受け入れられない。ワールドカップではそういった位置からの直接FKを決めれば、勝利に繋がることもある。南アフリカ・ワールドカップの日本は、デンマーク戦でFKから2ゴールできたからこそ(得点者は本田と遠藤)、グループリーグを突破できた」
これは言い換えれば、最後の30メートルという崩しの局面で相手がファウルを犯すほど危険な状況が作れていないということ、そして欧州や南米の選手と比べていわゆるシミュレーションが少ないことを意味する。後者に関しては日本人選手の美徳とも言えるが、ワールドカップでは致命傷になりうる。
「良いキッカーがいない以前に、まずFKを得られていない。選手たちにも良い位置で直接FKを獲れと強調している」と繰り返したハリルホジッチ監督は、ワールドカップまでに“好位置でのFK獲得”と“優秀なキッカーの選定”という2つの課題をクリアできるのか。残された時間はそう多くない。
取材・文:白鳥大知(サッカーダイジェストWEB)
【PHOTO】日本×ニュージーランド戦の美女サポーターたち❤
【日本vsニュージーランド PHOTO】土砂降りの豊田スタジアムに集結した多くのサポーターが歓喜!
「我々は直接FKを得るような場面が作れていない。良いポジションでファウルを貰えていないんだ。ここ最近の20試合ぐらいでウチは、相手のペナルティーエリア付近でのFKが全くない。それは受け入れられない。ワールドカップではそういった位置からの直接FKを決めれば、勝利に繋がることもある。南アフリカ・ワールドカップの日本は、デンマーク戦でFKから2ゴールできたからこそ(得点者は本田と遠藤)、グループリーグを突破できた」
これは言い換えれば、最後の30メートルという崩しの局面で相手がファウルを犯すほど危険な状況が作れていないということ、そして欧州や南米の選手と比べていわゆるシミュレーションが少ないことを意味する。後者に関しては日本人選手の美徳とも言えるが、ワールドカップでは致命傷になりうる。
「良いキッカーがいない以前に、まずFKを得られていない。選手たちにも良い位置で直接FKを獲れと強調している」と繰り返したハリルホジッチ監督は、ワールドカップまでに“好位置でのFK獲得”と“優秀なキッカーの選定”という2つの課題をクリアできるのか。残された時間はそう多くない。
取材・文:白鳥大知(サッカーダイジェストWEB)
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