川崎を圧倒した足技と推進力! ユース出身・奥埜博亮が仙台に初タイトルをもたらすか

カテゴリ:Jリーグ

小林健志

2017年10月05日

「チームメイトから昔タイトルを獲ったという話を聞くだけでも羨ましいと思う」

タイトルへの強い意欲を語った奥埜。第2戦での活躍にも期待が懸かる。写真:田中研治

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 奪ってからの推進力を持てたことについては「自分たちが前向きに守備ができていたので、その勢いで前を向けますし、それが良かったのだと思います」と前から守備に行く意識をそのまま攻撃へと利用したという。
 
 仙台は渡邉晋監督がここ1~2年で、常にスペースを意識するサッカーを苦労しながら築き上げてきた。攻守に良いポジションを取り続けて相手の優位に立ち続けられれば負けないという考え方を奥埜も叩き込まれている。
 
「良い立ち位置でボールを受けて、自分たちはボールを持った時、怖がらずに一人ひとりが良い立ち位置を取り続けることによって、どこかで相手をはがせると思いますし、一人はがせばもっとスペースが空いてきますので、パスを出して動くという基本的なところをしっかりやりたいです」
 奥埜はこう語り、ここまで積み上げてきた集大成を次の第2戦でも見せようと意気込んでいる。
 
 仙台ジュニアユース、そして同ユース出身ということもあり、仙台にタイトルをもたらそうという思いは強い。
「このクラブでタイトルを獲りたいという気持ちはありますし、僕自身プロになってからタイトルを一度も獲れていませんので、憧れはすごくあります。チームメイトから昔タイトルを獲ったという話を聞くだけでも羨ましいと思いますし、そういう気持ちを味わってみたいですね」
 
 アカデミー出身で仙台への想いが人一倍強い奥埜が、クラブに初タイトルをもたらすべく、まずは第2戦アウェーでの戦いに挑む。
 
取材・文:小林健志(フリーライター)
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