「まだケツが青い」ひと仕事した大学生Jリーガーに田中隼磨がゲキを飛ばす

カテゴリ:Jリーグ

塚越 始(サッカーダイジェスト)

2017年09月11日

大商大在学中、特別指定選手の下川が左サイドを攻略し貴重な2点目を演出!

59分、左サイドのクロスが一旦カットされたものの、高崎を経由し工藤のゴールを演出。下川(29番)が重要な一戦でひと仕事をした。(C)J.LEAGUE PHOTOS

画像を見る

「松本山雅の誇り。高い要求をしてくれるので、いろんなことを考えて突き詰めながら練習から取り組めています。あのような選手になりたいです。目標の存在です」

 松本の「3番」の背中を見ながら、確実にステップアップを遂げている。下川は嬉しそうに田中への想いを語っていた。ただ……『ケツが青い』というゲキが送られたことを伝えると──。

「えぇ……そうなんですか。ただ、若さは特長だと思っています。その特長を出して、思い切ってプレーしていきたいです」

 年の差は15歳。田中のメッセージからは、もっと遠慮せず挑んでこい、という想いが込められているようだった。俺が22歳だった時のように――。
 
 そして松本は昨季あと一歩で逃した念願のJ1復帰に向けて、最後の10試合に突入する。勝点を52に伸ばし、J1昇格プレーオフ圏の5位に浮上。自動昇格圏の2位のアビスパ福岡とは勝点5差まで縮めた。田中隼磨と下川陽太。サポーターやファンの希望を乗せた松本山雅の翼(ウイングバック)が、J1の舞台に向けて羽ばたく。

取材・文:塚越 始
【関連記事】
【松本】智将vs智将のバトルを制した「してやったりの名采配」
【東京V】スコアでは推し量れない完敗…好調ヴェルディになにが起こったのか
松本山雅のブラジル人J2マスターに訊いた「終盤戦を勝ち抜くキーポイントは?」
【松本】記者席まで届いた怒りの声。一歩も引かなかった田中隼磨が伝えたかったこと
【松本】2得点の活躍にも慢心せず。高崎寛之がさらにゴールを量産するための条件は?

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト なでしこJに続け!
    4月10日発売
    U-23日本代表
    パリ五輪最終予選
    展望&ガイド
    熾烈なバトルを総力特集
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 世界各国の超逸材を紹介!
    4月18日発売
    母国をさらなる高みに導く
    「新・黄金世代」大研究
    列強国も中小国も
    世界の才能を徹底網羅!!
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ