西アジアで重大違反? AFCがW杯予選最終節を対象に「総力を挙げて調査中」

カテゴリ:国際大会

サッカーダイジェストWeb編集部

2017年09月08日

騒動を起こしたイラン代表は、対象選手が2戦連続スタメン出場。

イラン代表では追放処分が伝えられたハジサフィ(3番)が2戦連続出場。これでFIFAからのお咎めはなしか。 (C)Getty Images

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 政治との中立性については、つい先日もアジアで問題があったばかりだ。
 
 6月18日のワールドカップ最終予選、カタール対韓国戦の直前練習で、カタール代表の選手たちが国王の顔がプリントされたシャツを着ていたため、後日FIFAに罰金処分を下された。
 
 直近では8月14日、イラン政府が騒動を引き起こした。ギリシャのパニオニオスに所属するマスード・ショジャエイと、エフサン・ハジサフィの代表主軸コンビを、半永久的に招集しないと発表したのだ。理由は、イランが国家として認めていないイスラエルのマッカビ・テルアビブとの試合(ヨーロッパリーグ予選)に出場したから。当局は「レッドラインを超えた」との声明を発表していた。
 
 だがこれに対して、サッカー協会や連盟に対する政治介入を禁止しているFIFAが説明を求める。返答次第では来夏のワールドカップ出場権を剥奪される可能性も取り沙汰されたが、イラン・サッカー連盟は「両選手を外す決定はなされていない」との文書を提出。今回の最終予選2連戦では、ショジャエイこそ招集されなかったものの、ハジサフィは韓国戦もシリア戦も先発出場している。
 
 政府とサッカー連盟のつながりが深いという意味では、昔からサウジアラビアが有名だ。火曜日の日本戦ではムハンマド・サルマーン皇太子がチケットを買い占め、国民にスタジアムを無料開放して世界を驚かせた。
 
はたしてAFCとFIFAの調査対象とはどのゲームで、どの代表チームなのか。日本代表にも関連してくる事象だけに、今後の展開が気になるところだ。
 
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