個人のプレー内容に対するプレッシャーはより高まっている。
いずれにしても本田選手の”巻き返し”は注目です。彼はこれまでも自分のやり方で道を切り開いてきた男です。本人も語るように今はプロセスの段階で、メンバー入りの競争はここからです。本田選手であれば、ハリルホジッチ監督と充分にコミュニケーションをとっているでしょうから、ここから本田選手とハリルホジッチ監督がどのようなアクションを起こしていくのかはとても興味深いです。
その他で注目するのは、柴崎選手と小林祐希選手です。フォワードやディフェンスラインも何人かの新顔を使う可能性がありますが、与えられるタスクが変わることはあまりなく、調子やコンディションのアピールになるでしょう。
しかし、柴崎選手と小林祐希選手の場合は他の中盤の選手と違う色を出せる選手です。髙萩選手もそうですが、オーストラリア戦で大活躍した3人の中盤の選手のような躍動感を見せながら、同時に違うアクセントをつけられるのか。ボランチもできるトップ下の選手として、本大会でひとつのオプションになりうる選手たちだと思います。
まずはハリルホジッチ監督が誰を使うのか。そしてその使われた選手がどのように試合に入るのか。中盤の構成は注目です。
いずれにしても、選手にとってはビッグゲームであることは変わりません。むしろ、本大会を具体的に捉えられるようになった分、個人のプレー内容に対するプレッシャーはより高まっているといえます。
6月に最終予選を終えていたこれまでと違い、今回のレギュレーションは本大会までの時間がいつもより短いことを意味します。限られた試合数の中で、何人もの選手を試していくことを想定すると、ひとりの選手に残されたチャンスはそう多くありません。
サッカー人生の大きな目標のひとつが目の前にちらつく中で、そのチャンスに選手たちがどのように取り組み、どのように自分と向き合っていくか。チームとしてのドラマはひと段落し、選手たちの人間ドラマがスタートする試合となるでしょう。
【著者プロフィール】
岩政大樹(いわまさ・だいき)/1982年1月30日、山口県出身。J1通算290試合・35得点。J2通算82試合・10得点。日本代表8試合・0得点/鹿島で不動のCBとして活躍し、2007年からJ1リーグ3連覇を達成。日本代表にも選出され、2010年の南アフリカW杯メンバーに選出された。2014年にはタイのBECテロ・サーサナに新天地を求め、翌2015年にはJ2岡山入り。岡山では2016年のプレーオフ決勝に導いた。今季から在籍する東京ユナイテッドFCでは、選手兼コーチを務める。
その他で注目するのは、柴崎選手と小林祐希選手です。フォワードやディフェンスラインも何人かの新顔を使う可能性がありますが、与えられるタスクが変わることはあまりなく、調子やコンディションのアピールになるでしょう。
しかし、柴崎選手と小林祐希選手の場合は他の中盤の選手と違う色を出せる選手です。髙萩選手もそうですが、オーストラリア戦で大活躍した3人の中盤の選手のような躍動感を見せながら、同時に違うアクセントをつけられるのか。ボランチもできるトップ下の選手として、本大会でひとつのオプションになりうる選手たちだと思います。
まずはハリルホジッチ監督が誰を使うのか。そしてその使われた選手がどのように試合に入るのか。中盤の構成は注目です。
いずれにしても、選手にとってはビッグゲームであることは変わりません。むしろ、本大会を具体的に捉えられるようになった分、個人のプレー内容に対するプレッシャーはより高まっているといえます。
6月に最終予選を終えていたこれまでと違い、今回のレギュレーションは本大会までの時間がいつもより短いことを意味します。限られた試合数の中で、何人もの選手を試していくことを想定すると、ひとりの選手に残されたチャンスはそう多くありません。
サッカー人生の大きな目標のひとつが目の前にちらつく中で、そのチャンスに選手たちがどのように取り組み、どのように自分と向き合っていくか。チームとしてのドラマはひと段落し、選手たちの人間ドラマがスタートする試合となるでしょう。
【著者プロフィール】
岩政大樹(いわまさ・だいき)/1982年1月30日、山口県出身。J1通算290試合・35得点。J2通算82試合・10得点。日本代表8試合・0得点/鹿島で不動のCBとして活躍し、2007年からJ1リーグ3連覇を達成。日本代表にも選出され、2010年の南アフリカW杯メンバーに選出された。2014年にはタイのBECテロ・サーサナに新天地を求め、翌2015年にはJ2岡山入り。岡山では2016年のプレーオフ決勝に導いた。今季から在籍する東京ユナイテッドFCでは、選手兼コーチを務める。