来春のトップ昇格が決定! 常勝アントラーズの次代を担う「GKの大器」

カテゴリ:高校・ユース・その他

松尾祐希

2017年08月28日

さらなる進化を遂げ、次世代の鹿島を担う正守護神へ──。

プレミアEASTの市立船橋戦では終始アグレッシブなセーブを見せ、完封勝利に貢献。鹿島ユースは3位に浮上した。写真:松尾祐希

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 また、トップチームのGK曽ヶ端準の存在も彼に大きな影響を与えている。
 
 昨季からトップのキャンプや練習に参加。自身がサッカーを始めた小学校1年生の時、初めて鹿島のゲームを観戦した際、ゴールマウスを守っていたのが21番のレジェンドだった。鹿島ジュニアに入団してからはずっとその大先輩の背中を追い、いまでは一緒にトレーニングする機会を得ている。実際に同じ場に立つと、J1通算510試合出場を誇る男のオーラに圧倒される。やはり、学ぶべき点が数多あると言う。
 
「言葉で言うひとではないので、しっかりと練習などで曽ヶ端さんがやっていることを感じ取っている。迫力とか雰囲気とかはゴール前に立っている感じだけで全然違う。盗めるところは盗みたい」
 
 沖の成長を加速させているのは曽ケ端だけではない。鹿島にはほかにも韓国代表のクォン・スンテ、川俣慎一郎など優れたGKがいる。「曽ヶ端さんだけでなく、スンテさんや川俣選手は自分に持っていないものを持っている。そこを吸収して、自分なりのGK像を作っていきたい」と意気込む。
 
 さまざまな刺激と学びを体内に取り込む沖悠哉。さらなる進化を遂げ、次世代の鹿島を担う正守護神へ──。そして同世代との熾烈な競争を勝ち抜き、日の丸を背負う選手へと羽ばたく!
 
取材・文:松尾祐希(サッカーライター)
 
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