急加速的に成長している森岡選手を呼ばない手はない
2人目は、開幕したばかりのベルギー・リーグで活躍中の森岡亮太選手(ワースランド=ベベレン)です。
彼とはヴィッセル神戸で一緒にプレーしていました。当時から海外志向が強く、それを念頭に置いてプレーしていましたね。一度、ハビエル・アギーレ監督の時に、代表招集されました(2試合出場)。
アギーレがすぐに退任したこともあって、その後代表とは縁遠くなりましたが、着実にレベルアップを遂げています。過去1年半はポーランド・リーグで揉まれ、環境への順応などタフな時間を過ごしたはずです。そこで一定の結果を出したからこそ、ベルギーにステップアップ移籍できたのだと思います。
いまやベルギー・リーグは注目の対象です。レベルが高い。そこで活躍しているからこそ、森岡選手は日本のみならず欧州でも話題にのぼっているのです。ヘントの久保裕也選手が証明した通り、ベルギー・リーグでコンスタントに活躍できれば、代表でも十分通用します。
外国籍選手として扱われること、助っ人の位置づけで見られることで、成長している部分もあると思います。もともと技術が高い選手でしたし、相手選手を背負った状態でも広い視野を確保して、スルーパス、得点へと繋げられます。
彼も両足ともに力のあるシュートを撃てます。プレースタイルとしては本田圭佑選手に近いと思いますが、いずれは彼を抜く存在になれるのではないでしょうか。
急加速的に成長している森岡選手を呼ばない手はないと思います。ハリル監督にはぜひチャレンジしてほしいですね。
続いては、セレッソ大阪のMF山村和也選手です。
みなさんご存知の通り、今季のセレッソは昇格1年目ながらJ1で首位争いを繰り広げています。その原動力を誰かひとり挙げろと言われても、なかなか難しい。杉本健勇選手、ソウザ選手、新加入の水沼宏太選手やマテイ・ヨニッチ選手らがチームに変化を加えています。
その中でも存在が際立っているのが、山村選手です。本来は僕と同じボランチで、鹿島アントラーズ時代はセンターバックでプレーしていました。どちらかと言えば、守備に特化した選手と見られてきました。
そんな彼が、トップ下、ひいてはFWでプレーして、以前からセットプレーで発揮していた得点能力を開花させたのです。これまで守備の局面で強みを発揮していただけに、この攻撃力に驚かされたひとも多いと思います。
代表でもきっといい働きをするでしょう。攻撃的な位置に配せば、前線からプレッシャーを掛けられる。サイドからのクロスに、とくに相手が自陣に引いた状況でサイドを深くえぐれない状況でも、アーリークロスにしっかり飛び込める。またはファーサイド奥で受けて折り返すなど、攻撃のバリエーションを増やすのにひと役買うはずです。
スピードあるカウンター攻撃が第一でないなら、前めでも個性を発揮できる。ボールを取られたら取り返す、前線で潰れ役になる、FWではないけどそのような役もこなせる、実に稀有なタレントだと思います。
ただ、残念なことに先日怪我の発表がありました(左ひざの靭帯損傷で全治5週間と診断された)。まずはしっかり治して、後半戦の活躍で代表に入るチャンスを得てほしいです。
彼とはヴィッセル神戸で一緒にプレーしていました。当時から海外志向が強く、それを念頭に置いてプレーしていましたね。一度、ハビエル・アギーレ監督の時に、代表招集されました(2試合出場)。
アギーレがすぐに退任したこともあって、その後代表とは縁遠くなりましたが、着実にレベルアップを遂げています。過去1年半はポーランド・リーグで揉まれ、環境への順応などタフな時間を過ごしたはずです。そこで一定の結果を出したからこそ、ベルギーにステップアップ移籍できたのだと思います。
いまやベルギー・リーグは注目の対象です。レベルが高い。そこで活躍しているからこそ、森岡選手は日本のみならず欧州でも話題にのぼっているのです。ヘントの久保裕也選手が証明した通り、ベルギー・リーグでコンスタントに活躍できれば、代表でも十分通用します。
外国籍選手として扱われること、助っ人の位置づけで見られることで、成長している部分もあると思います。もともと技術が高い選手でしたし、相手選手を背負った状態でも広い視野を確保して、スルーパス、得点へと繋げられます。
彼も両足ともに力のあるシュートを撃てます。プレースタイルとしては本田圭佑選手に近いと思いますが、いずれは彼を抜く存在になれるのではないでしょうか。
急加速的に成長している森岡選手を呼ばない手はないと思います。ハリル監督にはぜひチャレンジしてほしいですね。
続いては、セレッソ大阪のMF山村和也選手です。
みなさんご存知の通り、今季のセレッソは昇格1年目ながらJ1で首位争いを繰り広げています。その原動力を誰かひとり挙げろと言われても、なかなか難しい。杉本健勇選手、ソウザ選手、新加入の水沼宏太選手やマテイ・ヨニッチ選手らがチームに変化を加えています。
その中でも存在が際立っているのが、山村選手です。本来は僕と同じボランチで、鹿島アントラーズ時代はセンターバックでプレーしていました。どちらかと言えば、守備に特化した選手と見られてきました。
そんな彼が、トップ下、ひいてはFWでプレーして、以前からセットプレーで発揮していた得点能力を開花させたのです。これまで守備の局面で強みを発揮していただけに、この攻撃力に驚かされたひとも多いと思います。
代表でもきっといい働きをするでしょう。攻撃的な位置に配せば、前線からプレッシャーを掛けられる。サイドからのクロスに、とくに相手が自陣に引いた状況でサイドを深くえぐれない状況でも、アーリークロスにしっかり飛び込める。またはファーサイド奥で受けて折り返すなど、攻撃のバリエーションを増やすのにひと役買うはずです。
スピードあるカウンター攻撃が第一でないなら、前めでも個性を発揮できる。ボールを取られたら取り返す、前線で潰れ役になる、FWではないけどそのような役もこなせる、実に稀有なタレントだと思います。
ただ、残念なことに先日怪我の発表がありました(左ひざの靭帯損傷で全治5週間と診断された)。まずはしっかり治して、後半戦の活躍で代表に入るチャンスを得てほしいです。