またも「カネ」で揉め事、ネイマールはサントスに続きバルサとも遺恨が…

カテゴリ:ワールド

サッカーダイジェストWeb編集部

2017年08月05日

サントスからバルサへの移籍時にも…。

ネイマール(左)は父親(右)への信頼を何度も強調。しかし、なにぶん黒い噂が絶えない。(C)Getty Images

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 ちなみに、ネイマールは2013年夏にサントスからバルサに移籍した時も、「カネ」に関して大きなトラブルを起こしている。
 
 バルサは当初、移籍金を5710万ユーロ(約73億円)と発表。そのうち、4000万ユーロがネイマール一家、1030万ユーロがサントス、680万ユーロがネイマール保有権の40%を持っていた『DIS』に渡った。
 
 しかし、本当の移籍金は8820万ユーロだったと後に明らかになる。DISはネイマール、バルサ、サントスが結託して、自分たちへの配当金をごまかしたとして裁判を起こした。
 
 バルサは早々に罰金処分を受け入れ、さらに昨年11月にスペイン検察は、ネイマールに詐欺罪で罰金1000万ユーロと禁錮刑2年(執行猶予付き)、当時のバルサ会長だったサンドロ・ロセイに禁錮刑5年の求刑を下している。
 
 また、サントスも契約手付金を隠していたこと、さらに約束されていたボーナスが支払われていないこと、そして約束されていた親善試合が開催されていないことなどを理由に、ネイマール親子とバルサを幾度となく批判している。
 
 サントスはネイマールが9歳から育ったクラブだが、すでに関係はほぼ破綻。南米出身の選手は、全盛期にヨーロッパで活躍した後、晩年に出身クラブに戻るパターンが多いが、今年7月に本人は「いずれフラメンゴでプレーしたい」と将来的な移籍先に国内のライバルクラブを挙げているほどだ。
 
 ネイマールは4日のパリSG移籍会見で、「僕はお金について考えたことはない。自分の幸せ、そして家族の幸せだけを考えている。自分の心に従って動いている。もっとお金が欲しければ他のところにいるよ」とコメント。しかし、移籍の度にカネにまつわるトラブルが勃発しているのは事実で、今回も一家に対する風当たりは強い。
 
 このままではサントスと同じく、バルサとの間にも遺恨を残してしまう可能性は高い……。
 
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